プレスリリース

Q&Aコミュニティの質問から“令和2年度予測”

新型コロナウィルス感染症関連増が不可避、社会保障関連の個別複雑な相談が増加か

日本初、最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」を運営する株式会社オウケイウェイヴ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:松田 元)の総合シンクタンク、オウケイウェイヴ総研(所長:大山 泰)は、2019年1月〜12月に「OKWAVE」に投稿された質問を基に、2020年(令和2年度)はどのような質問投稿が増えるのか、さらに世の中の傾向はどうなるのかを予測しました。その結果、新型コロナウィルス感染症拡大による社会不安が広がる中で、転職時などの社会保障関連の個別複雑な相談が増加していくことと、これらを支援していくサービスが注目を集めるのではと予測しました。

https://okwave.co.jp/ri/report/report200421/


このたびの取り組みでは、「OKWAVE」に2019年1月〜12月に投稿された質問92,017件を対象に、頻出キーワードの抽出等を行い、分析と考察を行いました。
「OKWAVE」の質問投稿の頻出ワードは「印刷」でした。このワードを含む質問投稿は年賀状シーズンを中心に50代以上の男性が多くを占めていました。熟年層以降のインターネット人口自体は拡大していることからも、今年も年賀状の発行枚数の変化に関わらず「印刷」に関する質問は多く寄せられるものと考えられます(図1)。
続いて、2019年のトピックスだった“働き方改革”に代表される「仕事」に関する相談事では、女性を中心に「彼の仕事内容」をはじめとする人間関係の質問が多く寄せられていました(図2)。“働き方”に関わる相談は2019年の時点ではまだあまり多くはありませんでした。
「社会保障」関連の相談事では、転職者や復職者、パートなど、他の人と就業期間や状況が異なる場合の個別ケースの質問投稿が特徴的でした(図3)。今年はいつ収束するのか、先の見えないコロナ禍の中で、雇用の不安や制度の活用などに伴う質問が増えてくることは不可避であることが予見できます。また、そのような雇用支援や困りごとを解決するサービスやビジネスが注目される可能性が予想されます。

なお、本件はオウケイウェイヴ総研の研究員の“座談会”と所長・大山による考察としてオウケイウェイヴ総研レポートを発行しています

オウケイウェイヴ総研では今後も様々な社会的関心時や事象に関する調査を行っていく考えです。

■調査概要
調査対象: Q&Aサイト「OKWAVE」
調査期間: 2019年1月1日〜12月31日
調査内容: 「OKWAVE」に上記期間中に投稿された「質問」本文92,017件を対象を分析し、これらの質問データの傾向から2020年に同様の傾向が見られるのか変化があるのかを考察した。


図1:Q&Aコミュニティ全体での質問投稿に含まれる頻出ワード。
この中の頻出度合いは多い順に赤>灰色>水色、ワード同士が隣接しているものは関連性の強さを表す。

図2:「仕事」に関連する頻出キーワード

図3:「社会保険」に関する頻出ワード

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