職場の人間関係など、さまざまな理由で仕事をやめたいと思った経験がある方は多いのではないでしょうか。退職後の収入や上司にやめると伝えるのが怖いなどの理由で、なかなか踏み出せない人もいるでしょう。
会社を退職すると決めたら、転職活動をしたり、家族に辞める意思を話しておくなど、事前に退職までの準備をする必要があります。そのため、退職日まで余裕を持って、ベストな解決を目指すことが大切です。
この記事では、辞めたいと思う理由・原因や対処法、円満に退職する方法について紹介します。
また、精神的な負担などの事情ですぐに仕事をやめたい方におすすめの退職代行サービスについても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
会社を辞めたいと思う理由とは?
会社を辞めたいと思うのは、精神的な負担や肉体的にきついなど人によって色々な理由があります。
代表的な理由は5つあります。
- 職場の人間関係
- 理不尽な叱責やパワハラ
- 休日出勤や残業が多い
- 正当な評価を受けない
- 仕事量に見合わず給料が安い
以下の項目で、くわしく解説していきます。
職場の人間関係
会社を辞めたいと思う理由のなかで最も多いのは「職場の人間関係」です。
好きな仕事に就けたとしても、職場の人間関係が悪いとストレスがたまり、働き続けるのが辛くなってしまいます。やりたい仕事だったはずなのに苦痛になり、無理して続けると体調を崩してしまうことにもなりかねません。
学生の頃は付き合う友達などは自由に選べていましたが、社会人になると就職先は選べても職場の上司や同僚を選ぶことは難しいです。
そのため、職場の人と気が合わなかったとしても、仕事をしている間は付き合っていく必要があります。
このように一緒に仕事をする人が選べない状況から、職場の人間関係が原因で辞めたくなってしまう方が多いです。
理不尽な叱責・パワハラ
理不尽な叱責やパワハラによって、仕事をやめたくなる人も多くいます。正当な理由ではなく理不尽なことを理由に、自身は悪くないのに怒られたり、謝罪を要求される状況は、誰でもストレスを抱えてしまうでしょう。
同僚や後輩ではなく、上司に理不尽な扱いをされると立場的に反論もしにくいです。我慢して耐えるしかない結果、精神的に負担がたまっていって辞めたくなってしまいます。
休日出勤や残業が多い
会社によっては、休日出勤や残業が多いブラック企業がまだ存在しています。
厚生労働省の働き方改革などにより残業を減らす動きはあっても、従っていない企業がいまだに多くあるのも事実です。
サービス残業を強いられることは精神的にも肉体的にも辛いです。残業代が出るならまだしも、勤務時間内に仕事が終わらなければ、タダ働きで夜遅くまで働くことを強制されます。
休日出勤や残業が増えることで、家に帰ってもゆっくり過ごす時間がなく、体力だけでなく精神的にも休まらなくて辛くなってしまいます。
このように、自由な時間も取れずに毎日朝から夜遅くまで働かされる状況から、精神的に追い詰められて仕事をやめたくなる理由になります。
正当な評価を受けていない
仕事で頑張って実績を増やしても正当な評価をされない会社にいると、モチベーションが下がって辞めたくなってしまいます。
実力ではなく勤続年数で評価される企業では、がんばって成果をあげても評価してくれないケースが多いです。
どんなに真面目にがんばっていても、キャリアアップを見込めない環境では、将来的にも不安がつのって転職を考えてしまいます。
仕事量に見合わず給料が安い
自分の給料に不満があって辞めたくなる人も多いです。
責任がある仕事や、重労働できつい仕事なのに、給料が安くて割に合わないと感じてしまう場合もあります。
勤務時間は長いのにサービス残業が多い職場では、時給換算するとアルバイトやパートと変わらないと気づくこともあります。
また、同年代や同業種の平均年収と比較して、自身の給料は安いと知ったことがきっかけで辞めたくなる方も多いです。
やりがいを感じることができない
仕事にやりがいを感じられないと職場に行くことが苦痛になって辞めたくなります。
たとえば、入社前に聞いていた待遇と違っていたり、いざ働いてみたら自身のやりたい仕事ではなかったと気づいたら、やりがいを感じられなくなります。
他にも、単調な仕事ばかりで毎日同じことの繰り返しでつまらなく感じる方も多く、自身に向いていないと気づくケースもあります。
会社を辞める前に確認しておくこと
会社をやめたいと思ったとしても、衝動的に会社をやめてしまうと、収入が途絶えたり公開する可能性があります。
以下の項目では、会社を辞める前に確認しておくべきことを解説します。
1度冷静になって確認してみると自身のやるべきことや目標がわかったり、解決策を見つけられる場合もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
最低3か月分の生活費を用意しておく
すぐに次の仕事がはじまらない方や、これから転職活動をする方は最低でも3か月分の生活費は確保しておきましょう。
仕事をやめると当然ですが収入はなくなります。家賃・食費・光熱費など生活する上で必要最低限かかる生活費は、収入とは関係なく毎月出ていくお金です。
家族など頼れる人がまわりにいればなんとかなる場合もありますが、できるだけ自身で生活費は確保しておくべきのが適切です。
余裕を持って転職活動したい方は、退職してから新しい仕事がはじまるまでに必要な費用を把握しておくことが大切です。
年金などの社会保険料や住民税も負担が大きいので、一緒に把握しておきましょう。
生活費がないと気持ちに余裕ができずに、転職活動がうまくいかない負のループに陥ってしまう場合もあります。そのため、生活費や貯金がない方は余裕のある資金を準備しておきましょう。
しかし、精神的に辛いのが原因で退職を決めている方は無理して働き続けると、心身の病気になる可能性もあります。すぐに辞めるべき状況の場合は、転職先が決まるまでアルバイトやパートタイムで収入を得るという方法もあります。
本当に辞めてもいいかメリット・デメリットを整理する
仕事をやめると決めたときに、仕事をやめる場合と続ける場合のメリット・デメリットを整理してみましょう。
衝動的に辞めたいと思っているのか、ずっと我慢しつづけて耐えられなくなり辞めたいのか、理由は人それぞれなので、メリット・デメリットも異なります。
衝動的に辞めたくなっている方は、辞めたあともまた同じ不満や悩みを抱えることになる可能性もあるため、冷静に判断することが大切です。
たとえば、会社をやめたときのメリットは、残業から解放される・気があわない会社の人間に会わなくてすむなど、やめる原因によって異なります。デメリットは、仕事をやめると収入が途絶える・転職活動をする必要があるなどが多いです。
辞めたときのメリット・デメリットを整理したら、つぎは仕事を続けた場合のメリット・デメリットを考えてみましょう。
仕事を続ける場合のメリットは収入が途絶えないことが多いでしょう。デメリットは嫌な人間関係が続けなければいけない・無理して残業を続けなければいけないなど、不満を解消できないことです。
辞める場合と続ける場合で比較して、どちらのほうが自身にとっては最善であるか判断してみてください。
原因によっては仕事をやめても解決しないケースがあり、今の会社にいたほうがメリットが大きい場合もあります。
一方、辞めたときのほうがメリットがたくさんあって、自身のプラスになる要素が多いのであれば、退職に踏み切ってみたほうが向いています。
退職の意志を家族に伝えておく
仕事を辞めたいと思っていたら、家族に退職したい意思を伝えましょう。
配偶者や家族と話し合わずに自己判断で仕事をやめてしまうと、信頼関係に亀裂が入ってしまう可能性もあります。トラブルが起こるリスクがあるため、隠そうとはせずに正直に打ち明けることが大切です。
家族に伝えることで一緒に解決策を考えてくれたり、話を聞いてもらって気が楽になることもあります。
ただし、職場では退職することは伝えないようにしましょう。同僚や後輩に話してしまうと、自身で退職する意思を上司に話す前に、別の人間から伝わってしまう場合があるからです。
退職理由はキャリアアップなど前向きな理由にする
会社をやめるときに大事なのが退職理由です。上司に退職の意志を伝えるときは、ネガティブな理由ではなく、できるだけポジティブな理由を伝えましょう。
上司や会社に不満があったとしても、感謝の気持ちを伝えることが大切です。キャリアアップなど前向きな理由を話すほうが、会社側も引き止めづらくなります。
逆に残業が多い・やりがいが感じられないなどのネガティブな理由を伝えると、好条件を引き合いにして言いくるめられてしまう可能性があります。
前向きな理由が見つからない場合は、辞めたいネガティブな理由を逆に捉えてみて、ポジティブな理由に変換するのがおすすめです。
会社を円満に退職する方法・流れ
会社をやめたあとは転職先でスムーズに仕事をはじめられるように、今の会社とは円満に退職したいと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、職場の人間関係や上司によるパワハラなどが原因の場合は、円満に退職するのは難しいと考えてしまう方も多いです。
以下の項目では、会社を円満に退職するまでの流れ5ステップを紹介します。おおよその流れを把握しておくことで、イメージができてスムーズに退職することができますので、ぜひ参考にしてみてください。
1:退職の1〜3か月前に申し出る
退職することを決めたら、転職活動を含めて余裕を持って退職までのスケジュールを立てましょう。
法的には2週間前までに申告をすれば退職はできます。しかし、実際は引き継ぎなどの期間を考慮した場合、1〜3か月前に退職する意思を上司に伝えるのが適切です。
会社のほうでは、業務の引き継ぎなど準備期間が必要なので、遅くても1か月前に伝えておきましょう。そうすることで、会社も余裕を持って業務を引き継ぐ人への準備ができるので、円満に退職できることに繋がります。
逆にギリギリになって退職を伝えてしまうと、会社が回らなくなる・誰かが自身の予定していた業務を負担をしなければいけないなどの会社の不利益になるケースもあるので、注意しましょう。
上司に退職を伝えるときは、休憩中や終業時など落ち着いて話ができる空間で、自身の意思を伝えましょう。同僚や部下には安易に話すことはせずに、退職の意思は直属の上司に話しましょう。そうすることで、退職届けの提出もスムーズにできます。
2:退職日の決定・退職届の提出
退職を申し出たあとに、具体的にいつごろ退職したいのかなど、上司と相談して退職日を決めます。
転職先が決まっている場合は、入社日までに退職できるように調整します。また、有給休暇が余っていたら、有給休暇の日数も含めて退職日を調整する必要があります。
相談したうえで退職日が決まったら退職届を出します。上司に退職の意志を伝える段階では退職届を用意する必要はなく、退職日が決まってから退職届を準備するのが一般的です。
会社によっては退職届の指定フォーマットが決められている場合があるので、事前に確認しておきましょう。退職を申し出たときに上司に確認しておくと、二度手間にならずにスムーズに退職届の準備を行うことができます。
3:引き継ぎ
退職届が受理されたら、退職する日までに残っている仕事を消化したり、仕事の引き継ぎをする必要があります。
引き継ぎ用の資料を作成したり、スケジュールを立てます。自分のあとに業務をする人がわかりやすいように、段取り・進行状況・クライアントの特徴などの資料を作りましょう。
また、クライアントに迷惑のかからないように配慮するのも会社のために必要なことなので、責任を持って最後まで引き継ぎをやり遂げましょう。
退職日より3日以上前に引き継ぎを完了させるのが適切です。
4:社内外への挨拶
退職1週間〜2週間前くらいに社内外への挨拶周りを行います。クライアントを任されていた場合は、業務を引き継ぐ予定である方と一緒に取引先に挨拶に行くことで、後の業務がスムーズに行なえます。
クライアントや取引先に退職理由や転職先を具体的に伝える必要はありません。しかし、何度も聞いてくる場合は、落ち着いた時に連絡することを伝えて、うまく話をかわしておくのが適切です。
クライアントへの挨拶を手紙で行う場合は挨拶状の準備もしておきましょう。
5:退職当日に備品の返却
退職日当日は、デスクなど会社で使っていた身の回りのものを整理します。会社で使っていた備品は返却をします。
持ち帰る荷物が多い場合は、何日かに分けて行うのがおすすめです。デスクやロッカーは、共有で使うものなので、次使う人のためにきれいな状態にしておきましょう。
会社を辞めたいと感じた場合の3つの対処法
会社を辞めたいけど、何からはじめればいいか分からない方もいるでしょう。
- 会社を辞めたい理由を紙に書き出す
- 20代・30代・40代の将来の目標を考える
- 転職エージェントに登録し転職活動を始める
以下の項目では、会社を辞めたいと思ったときの対処法を3つ紹介します。
会社を辞めたい理由を紙に書き出す
まずは、辞めたい理由となった状況などを細かくノートなどの紙に書き出してみましょう。
言語化することで辞めたい原因を冷静に分析できる
辞めたい理由が職場の人間関係やサービス残業が多いなど、会社が原因になっている場合は、転職したほうが良い未来になる想像ができます。
逆に能力不足で叱られるから行きたくない、そもそも働きたくないなど自身が原因で辞めたいと思っている場合は、退職をしてもまた同じ状況に陥る可能性もあります。
このように、言語化することで頭の中で冷静に分析することができます。また、自分と向き合うことがストレス解消に繋がるケースもあります。
会社の良いところも書き出してみる
会社の悪いところばかりではなく、良いところも一緒に書き出してみましょう。たとえば、上司とは気が合わないけど、同僚や後輩とは仲が良いなど。良いところが見つからない場合は他の会社と比較してみると、見つけやすくなります。
考え方次第で原因を解決・改善できる方法が見つかる場合もあるので、紙に書き出して冷静に分析してみてください。
20代・30代・40代の将来の目標を考える
20代・30代・40代の将来の目標を考えるのもおすすめの対処法です。
将来は独立したい、年収いくらを目標にしたいなど、人によって将来の目標は異なります。
具体的に将来の目標を考えることで、今の会社で働き続けることは自身の将来にプラスになるのか、マイナスになるのか冷静に判断ができます。
たとえば、今の給料はいいけど、今後キャリアアップはできないような会社の場合は将来的にはあまり期待ができません。しかし、転職したからといってキャリアアップができるともいえません。
その場合は前の項目で紹介したノートや紙に書き出した辞めたいと思う理由と比べてみましょう。自身にとってプラスになることを総合的に判断するのがおすすめです。
目標達成のためにできることを書き出す
将来の目標を決められたら、目標達成のためにできることを細かく書き出してみましょう。目標から具体的な期限や数字もまとめてみるのがおすすめです。
今の会社で働き続けるほうが収入アップする可能性があるのなら、やめるのを考え直してみるのもいいでしょう。しかし、精神的な理由で辞めたい場合は、今後の仕事にも影響するので現状を変えることを優先したほうが適切です。
今後やりたいことが明確に決まっていて、今の会社では実現できそうにないのであれば、転職に踏み切るほうが向いています。
人間は変化を嫌う生き物なので、現状を変えるのはとても勇気がいることです。数年後、数十年後の未来の自身を想像してみて、自分にとって良い決断をしてあげてください。
転職エージェントに登録し転職活動を始める
会社をやめたいと思ったときは、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
転職エージェントでは、現在の状況やこれまでの経歴、希望している職種など転職に関する相談を受けられます。
カウンセリングした内容をもとに、自分に合った就職先を提案してもらえるので、前向きな気持ちになれるメリットがあります。
仕事を辞めたいけど収入が途絶えることが不安な方は、転職活動をはじめることで不安な気持ちを解消できる可能性もあります。
転職エージェントは、入社まで依頼者をサポートしてくれるので、転職に不安がある方もまずは相談してみましょう。適切なアドバイスを提案してもらうことで、自身の今後のやりたいことも見つけられるでしょう。
会社を辞められないと思う理由とは?
会社を辞めたいけど、辞められないと感じている方も多いでしょう。
主に5つの理由で辞められないと思う方が多いです。
- 上司が怖くて言い出せない
- 会社から強く引き留められている
- 会社の人材不足
- 転職が不安
- 退職の意志を伝えた後が気まずくなる
以下の項目で、詳しく解説していきます。
上司が怖くて言い出せない
上司が怖くて退職する意思を伝えられないという理由で辞められない人は結構います。
仕事をやめたい理由が上司による理不尽な扱いを受けているなどの上司とのトラブルが原因だと、余計に辞める意志を言い出しにくいです。
しかし、直接言えないからメールなどで伝えることはあまりおすすめしません。メールなどで伝えると、後日受理してもらえない可能性があるからです。
上司が怖くて言い出せないけど仕事を辞めたい方には退職代行サービスを利用する方法もおすすめです。
退職代行サービスについては後半で紹介していきます。
会社から強く引き留められている
勇気を出してやめると伝えても、会社から引き止められる場合もあります。待遇を良くすることを引き合いに出されると、余計に辞めづらくなってしまいます。とくに流されやすい性格の方は強く断るのも勇気がいるので難しくなってしまいます。
会社の人材不足
業務の量や残業の多さに人手不足が原因だと、自身がやめたあとに残っている人に迷惑がかかってしまう可能性があるので、辞めたいと言い出せないケースもあります。
職場内の人間関係に問題がない場合は、親切にしてもらった同僚などに負担がかかることを避けたいと思ってしまいます。責任感が強い方だと自身の気持ちを後回しにしてしまう方も多いです。
人材不足が原因で引き止められるのでは、という不安で言い出せない方もいます。
転職が不安
まだ転職先が決まっていないことが理由で、不安でやめられない方も多くいます。
会社に辞める意志を伝えたとして、すぐに転職先が決まる保証はないので、不安でなかなか行動に移せないことが原因でやめられなくなってしまいます。
退職の意志を伝えた後が気まずくなる
あまり関係性が良くない職場の人に退職を知られたら、気まずくなるのではと不安になり、やめられない方もいます。
職場の人間関係がよくても、やめると話した途端に態度を変えられたり、気まずくなる可能性もあります。このようなネガティブな想像をして不安になり、やめられないケースも多いです。
辞めたいけど辞められない方へ!退職代行サービスがおすすめの理由
前述のような理由で辞めたいけど辞められない方におすすめなのが退職代行サービスです。
おすすめな理由は3つあります。
- 即日退職できる
- 未払い残業代や退職金の交渉をしてもらえる
- 会社や上司に会わずに退職の手続きを進められる
以下の項目で、詳しく解説していきます。
即日退職できる
退職代行サービスを利用すると、最短で即日に退職ができます。退職までに日数があっても、有給休暇などを消化すればやめられる場合もあります。
精神的に辛くて会社に行きたくない人は、退職代行サービスを利用することで、ストレスを抱える必要がなく心理的負担を減らせるというメリットがあります。
未払い残業代や退職金の交渉をしてもらえる
未払いの残業代や退職金は、労働者に与えられた権利なので会社は拒否することはできません。退職代行サービスを利用するときに交渉してほしい方は退職代行サービスに事前に希望を申し出ておきましょう。
退職代行サービスは、弁護士・労働組合・一般企業の3種類に分けられます。
未払い請求に関しては、労働基準監督署へ相談または弁護士に依頼をする方法があります。なかでも弁護士が関わる退職代行サービスは、すべてのトラブルに対応可能です。会社との交渉など個人でできないことも全部お願いができます。
会社や上司に会わずに退職の手続きを進められる
退職代行サービスをおすすめする1番の理由は、会社に出向いたり上司に会う必要がなく退職の手続きを進められるところです。
パワハラや社内で理不尽な扱いを受けているときは、退職の意志を伝えることすら億劫になってしまいます。しかし、退職代行サービスを利用すれば、業者がすべて手続きを行ってくれるので、直接伝えられない、上司に会いたくない依頼者にとっては最大のメリットになります。
会社を辞める際のおすすめの退職代行サービス5選
ここからは、おすすめの退職代行サービスを5社紹介します。
各会社の料金や基本情報から、特徴まで紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
退職代行ニコイチ
料金 | 一律27,000円 |
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対応方法 | 全国対応で即時退職可能すべて丸投げOK |
対応時間 | 年中無休7:00〜22:00LINEは24時間受付 |
相談手段 | 電話/メール/LINE |
支払い方法 | 銀行振込、クレジットカード、電子マネー |
運営会社 | 株式会社ニコイチ |
「退職代行ニコイチ」は運営歴15年という長い歴史があります。これまでの成功実績は18,000件、退職成功率は100%という実績がある退職代行サービスです。
依頼するための費用は一律27,000円(税込)です。弁護士監修でこの費用は業界でもトップクラスで安いです。追加料金は一切かからないので、費用面が気になる依頼者もわかりやすい料金体系で安心して相談ができます。
退職後に必要な書類の受取・給料・有給消化・会社からの貸与物の返却など、全て退職代行ニコイチがかわりに会社とやりとりしてくれるのが特徴です。全て丸投げできるので、依頼者はストレスがなく退職できます。
万が一、退職ができなかった場合は全額返金される保証もついています。
全国で対応ができるので、遠方にいる方でも気軽に相談ができます。申し込みから最短10分で職場に退職の電話をしてくれます。退職代行ニコイチでは、無料で有給消化について職場に伝えてもらえるため、有給消化が気になる方にもおすすめです。
退職が認められたあとも、退職に必要な書類などのお話は2ヶ月間無制限で代行してもらえます。相談は何度でも無料なので、納得行くまで疑問点などお話していただけるので、検討してみてはいかがでしょうか。
退職代行OITOMA
料金 | 一律24,000円 |
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対応方法 | 即日退職可能有給消化サポート |
対応時間 | 24時間365日対応 |
支払い方法 | 銀行振込・クレジットカード・Paidy |
運営会社 | 株式会社5core(国税庁、経済産業省) |
「退職代行OITOMA(オイトマ)」は、労働組合日本通信ユニオンが運営する退職代行サービスです。全国対応・即日退職・全額返金保証・相談無制限などのさまざまなサービスがあることが特徴です。
依頼費用は正社員・アルバイト関係なく一律24,000円(税込)で、追加料金も一切かからりません。LINEで24時間365日即日対応が可能なので、お仕事で忙しいなどの事情がある方でも相談がしやすくおすすめです。
また、サービス残業が多い方など、翌日から仕事に行きたくない方にも、即日対応ができる退職代行OITOMAが向いています。
退職代行OITOMAは、労働組合が運営しているため違法性がない点でも安心して相談できます。労働組合が運営していることで団体交渉権があるため、会社への退職の意思・有給消化などの交渉を任せられます。
オプション料金なしで弁護士監修の退職届のテンプレートももらえますので、自身で作成する手間もかからないというメリットもあります。万が一退職できなかった場合は全額返金保証もおこなっています。
退職代行OITOMAは転職サポートも行っているため、退職後の不安を解消したい方にもおすすめの退職代行サービスなので、ぜひ検討してみてください。
辞めるんです
料金 | 一律27,000円 |
---|---|
対応方法 | 即日退職可能有給消化サポート |
対応時間 | 24時間365日 |
支払い方法 | クレジットカード、銀行振込 |
運営会社 | LENIS Entertainment株式会社 |
退職代行「辞めるんです」は、2019年に設立された退職代行サービスです。これまでに実績件数7,000件、退職成功率100%という実績があります。
辞めるんですは、退職届が受理されてから支払いをする形で、業界はじめての後払いが可能な退職代行サービスです。
先払いが不安な方に安心して依頼していただけます。基本的にやりとりはLINEで行うため、対面で打ち合わせする必要がないので気軽に相談できます。
依頼費用は一律27,000円(税込)で追加費用は発生しないため、わかりやすい料金体系です。あとから追加料金が発生するなどの金銭トラブルが起こる心配もありません。
明日から出社したくない、すぐに退職したいと精神的に負担を抱えている方には、24時間365日いつでも相談できる辞めるんですが向いています。
退職後に必要な離職票などの書類もかわりに受け取ってくれます。失業手当を受給するときや転職活動のときに必要な離職票が届かないトラブルも、辞めるんですを利用することでトラブルを回避できます。
ただ、辞めるんですは弁護士が行っているわけではないため、退職金の交渉や残業代の請求は対応できないので注意しましょう。
退職代行ガーディアン
料金 | 一律29,800円 |
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対応方法 | 全国対応・即日退職対応 |
対応時間 | 365日24時間 |
支払い方法 | クレジットカード・銀行振込 |
運営会社 | 東京労働経済組合 |
「退職代行ガーディアン」は、東京都労働委員会に認証されている法適合の合同労働組合が行っています。違法性のリスクがなく、安心して退職できるところが特徴の退職代行サービスです。
即日の対応が可能なので、相談した当日から出社する必要がなくなります。退職をするときは就業規則で◯ヶ月前に申告するという会社の決まりがあっても、退職代行ガーディアンが対応してくれるため問題がありません。
依頼者の都合にあわせて深夜や休日も対応なので、仕事が忙しくてやめたくても切り出せない方にも向いています。
料金は一律29,800円(税込)で、雇用形態・地域・年齢などで変わることがなくすべての方が同じ料金で依頼できるところも特徴です。連絡回数・連絡時間帯・難易度も関係せずに料金は一律で追加費用も発生しません。
一般企業との違いは、代理・交渉を行えることが法律で認められているため、依頼後にトラブルが起こるという不安も解消できます。
円満に退職できることをモットーにしているため、転職にも影響がなく退職できますので、ぜひ検討してみてください。
退職代行TORIKESHI
料金 | 一律25,000円 |
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対応方法 | アフターフォロー充実 |
対応時間 | 記載なし/LINEで無料相談 |
支払い方法 | クレジットカード、銀行振込 |
運営会社 | 株式会社エンターキー |
「退職代行TORIKESHI」は、LINEで気軽に会社に退職のやり取りをしてもらえる退職代行サービスです。転職の相談やどんな相談でも無料でLINE上で対応してもらえます。
万が一退職できなかった場合は全額返金してもらえるので、本当に退職できるか不安な方でも気軽に利用できます。
やりとりはすべてLINEで対応可能なので、まずは気軽に相談してみるのがおすすめです。
退職代行TORIKESHIは、退職後の必要書類の受取などのアフターフォローも充実しています。転職先が未定の方には無料で転職支援も実施しています。退職に関する給付金の申請サポートも行っているため、会社をやめたあとの不安が残る方でも安心して相談していただけます。
依頼費用は正社員やアルバイト関係なく一律25,000円(税込)で追加の費用は一切かかりません。
ただし、退職代行TORIKESHIでは、依頼者には連絡しないように会社に伝えることはできますが、強制力がないため会社が勝手に連絡する場合がありますので注意しましょう。もし会社から連絡がきても、応答がせずに退職代行TORIKESHIに任せることができます。
依頼者に寄り添って対応してくれる退職代行TORIKESHIをぜひ検討してみてください。
まとめ
この記事では、会社を辞めたい方への対処法から、会社を辞めたくても辞められない方におすすめの退職代行サービスの紹介をしました。
- 会社を辞めたい理由、辞められない理由を整理する
- 会社を辞めるときと続けるときのメリット・デメリットを比較する
- 退職をすると決めたら転職活動や家族に伝えたり、退職に向けての準備をする
- 辞めたくても辞められない場合は退職代行サービスを利用することで負担が減る
仕事をやめたい理由は人それぞれです。辞めたいと思ったら、自身の状況や理由と向き合い、冷静に分析してから対処法を考えることが大切です。
自身で解決できない場合は、退職代行サービスなどに頼るのもおすすめです。
考えすぎて精神的な負担にならないように、自身にとってのベストな選択をしましょう。