交通系クレジットカードとは、バスや電車、飛行機など公共交通機関をお得に利用できるクレジットカードです。
発行を検討している方の中には「どのようなメリットが得られるのか」「PASMO、Suicaに最適なカードを知りたい」などの疑問を抱いている場合もあるでしょう。
交通系クレジットカードは地域ごとでおすすめのカードが異なるため、それぞれのカードの特徴を知ることが重要です。
本記事では、Suica・PASMOと相性のよい交通系クレジットカード12選を紹介します。
また、交通系クレジットカードを利用するメリット、デメリットもあわせて紹介するため、交通系クレジットカードの発行を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
交通系クレジットカードとは?
交通系クレジットカードの基本的な情報について、詳しく解説します。
交通系IC機能が付帯したクレジットカード
交通系クレジットカードは、一枚のカードでクレジットカードと交通系ICカードの両方の機能を兼ね備えた便利なカードです。
SuicaやPASMOなどの交通系ICカード機能が内蔵されており、通勤や旅行での電車やバスの利用がスムーズになるだけでなく、コンビニや飲食店などでも非接触決済ができます。
都市部に住む方や頻繁に公共交通機関を利用する方におすすめです。
通勤や通学でポイントが貯まる
通勤や通学時の利用でポイントが貯まる点も大きなメリットです。
交通系クレジットカードを利用すると、チャージや運賃の支払いを通じてポイントが貯まるため、毎日の通勤、通学がそのままポイントの獲得につながります。
貯まったポイントは、ショッピング時の支払いや交通系ICカードのチャージに利用できるなど、使い道も豊富です。
電車やバスをよく使う方におすすめ
交通系クレジットカードは、通勤、通学で電車やバスを頻繁に利用している方におすすめです。
電車やバスの乗車時に通常よりも高いポイント還元を受けられます。
たとえば、通常の還元率が0.5%の交通系クレジットカードでも、交通系ICへのチャージだと還元率1.5%になる場合もあります。
通常の3倍程度と効率よくポイントが貯まり、貯まったポイントはSuicaやPASMOなどの交通系ICへのチャージが可能です。
通勤、通学で電車やバスを利用している方が交通系クレジットカードを選ぶ際は、普段利用している交通機関の会社が発行しているクレジットカードを選ぶとよいでしょう。
交通系クレジットカードの選び方を4ステップで解説!
交通系クレジットカードを選ぶ際は、次の4点を意識しましょう。
- 住んでいる地域に対応した交通系ICを選ぶ
- 交通系ICと相性の良いクレジットカードを選ぶ
- 通勤・通学している方は定期券と一体型を選ぶ
- 年会費・還元率・付帯サービスなど重視するポイントを選ぶ
それぞれ具体的に解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
1.住んでいる地域に対応した交通系ICを選ぶ
交通系ICカードは、Suica、PASMO、ICOCAなど、地域によってさまざまな種類があります。
それぞれ利用できるエリアや提携サービスが異なるため、自身の生活圏で不便なく利用できるかの確認が大事です。
たとえば、首都圏に住んでいる場合は、SuicaやPASMOに対応したクレジットカード、関西地方に住んでいる場合は、ICOCAに対応したクレジットカードが便利です。
交通系クレジットカードを選ぶ際は、まず自身が普段利用する交通系ICカードの種類を確認し、それに対応したカードを選びましょう。
地域ごとの交通系ICカードの種類はのちほど説明するので、自分の住んでいる地域の交通系ICカードをチェックしてみてください。
2.交通系ICと相性の良いクレジットカードを選ぶ
住んでいる場所や職場エリアで使い勝手のよい交通系ICカードを確認したら、その交通系ICカードと相性のよいクレジットカードを選びましょう。
交通系クレジットカードは、SuicaやPASMOなどさまざまな交通系ICカードと連携していますが、カードによってオートチャージの設定方法、ポイント還元率などが異なります。
たとえば、Suicaをよく利用する方は、ビューカードやビックカメラSuicaカードなど、Suicaとの連携に特化したクレジットカードを選ぶと、オートチャージの設定やポイント還元率の面でお得になります。
同様に、PASMOをよく利用する方は、PASMO一体型のクレジットカードを選ぶことで、よりスムーズに利用できるでしょう。
のちほど、Suicaと相性のよい交通系クレカ、PASMOと相性のよい交通系クレカを紹介しています。
3.通勤・通学している方は定期券と一体型を選ぶ
交通系クレジットカードの中には、カード本体が定期券になる一体型のカードも存在します。
とくに複数枚のクレジットカードを発行している方であれば、交通系クレジットカードに申し込む際、財布の厚みが気になるでしょう。
定期券との一体型を選ぶことで1枚のカードにできるため、財布の厚みを変えることなくカードの新規発行ができます。
4.年会費・還元率・付帯サービスなど重視するポイントを選ぶ
コストをかけずにクレジットカードを持ちたい場合は、まず年会費が無料または安いカードを選びましょう。
交通系クレジットカードは、年会費無料で発行でき、電車やバスの乗車でポイントがアップするカードが数多くあります。
還元率は電車やバスに乗車した際のポイントアップする部分のみではなく、通常の還元率も確認しましょう。
一般的なクレジットカードの還元率は0.5%だと言われており、通常の還元率が1.0%以上のクレジットカードは還元率が高いと言えます。
また、クレジットカードのサービスでよく注目されるのは、旅行傷害保険やラウンジサービスなど旅行に関するサービスです。
頻繁に旅行する方であれば、旅行に関するサービスにも注目してカードを選びましょう。
交通系ICカードはどれがいい?エリア別の種類を解説
それぞれの地域では、次のような交通系ICカードがあります。
カード名 | Suica | PASMO | ICOCA | PiTaPa | SUGOCA | nimoca | Kitaca | SAPICA |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
発行会社 | JR東日本 | 株式会社パスモ | JR西日本 | スルッとKANSAI | JR九州 | 株式会社ニモカ | JR北海道 | 札幌市交通局 |
利用可能エリア | 首都圏、全国相互利用可能 | 首都圏、全国相互利用可能 | JR西日本エリア、全国相互利用可能 | 関西の私鉄、地下鉄他、全国相互利用可能 | 九州、全国相互利用可能 | 西鉄電車・バス、全国相互利用可能 | JR北海道エリア、全国相互利用可能 | 札幌圏の地下鉄、バス、市電 |
相性のよい クレジットカード | ・ビュー・スイカカード ・JRE CARD ・ビューゴールドプラスカード | ・ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB) ・TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO ・東京スカイツリー東武カードPASMO | J-WESTカード | エメラルドSTACIA PiTaPaカード | ・BIC CAMERA JQ SUGOCA ・ALL IN ONE JQ SUGOCA | ・ALL IN ONE nimoca ベーシックカード ・ANA VISA nimocaカード ・nimocaセゾンカード | ・JRタワースクエアカード ANA Kitaca ・イオンカード Kitaca | clover SAPICA |
オートチャージ機能 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
関東エリアではSuicaが圧倒的なシェアを誇ります。JR東日本を中心に、私鉄やバスでも幅広く利用可能で、首都圏での移動には欠かせない存在と言えるでしょう。
一方、関西エリアではICOCAが主流です。JR西日本はもちろん、私鉄やバスでも利用でき、関西圏での生活を支えています。
その他、北海道のKitacaやSAPICA、九州のSUGOCAやnimocaなど、各地域にはそれぞれ独自の交通系ICカードが存在します。
これらの交通系ICカードは、全国で相互利用が可能です。
しかし、地域ごとの独自サービスやキャンペーンなどは、その地域のカードでしか利用できない場合もあります。
そのため、自身の行動範囲や利用頻度にあわせて最適な一枚を選ぶことが重要です。
【Suica】交通系クレジットカードおすすめ6選
Suicaと相性のよい交通系クレジットカードは、次のとおりです。
サービス名 | ビュー・スイカカード | ビックカメラSuicaカード | イオンSuicaカード | JALカードSuica | JRE CARD | ビューゴールドプラスカード |
---|---|---|---|---|---|---|
券面デザイン | ||||||
年会費 | 524円 | 524円(初年度無料)※1 | 永年無料 | 2,200円(初年度無料) | 524円(初年度無料) | 11,000円 |
ポイント還元率 | 0.5% | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.5% |
Suicaへのチャージでの還元率 | 1.5% | 1.5% | 0.25% | 1.5% | 1.5% | 1.5% |
国際ブランド | ||||||
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
それぞれ解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
1.ビュー・スイカカード
ビュー・スイカカードは、Suica定期券として利用でき、通勤や通学に便利なクレジットカードです。
オートチャージ機能も付帯しているため、Suicaの残高を気にせずに、公共交通機関での移動ができます。
通常0.5%の還元率ですが、ビュー・スイカカードからSuicaにチャージすると、還元率1.5%になり通常の3倍です。
コンビニやスーパーでもSuicaを利用すれば、常に高い還元率が受けられ、日常の買い物をお得にできます。
入会時の利用限度額は最大80万円で、利用できる国際ブランドはVISA、JCB、Mastercardの3種類です。
2.ビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカードは、ビックカメラでの買い物が最大11.5%の還元とお得になるクレジットカードです。
通常の還元率も1.0%と高めに設定されています。
利用限度額は最大80万円で、利用できる国際ブランドはVISAとJCBの2種類です。
ビックカメラをよく利用する方は、ビックカメラSuicaカードの発行を検討してみましょう。
3.イオンSuicaカード
イオンSuicaカードとは、Suicaとイオンカードが一体になったクレジットカードです。
Suicaの機能が付帯しながら、イオンカードの次のような特典が受けられます。
- イオングループでの買い物ポイント2倍
- 毎月20日と30日は、イオングループの買い物5%オフ
- 毎月15日は55歳以上の会員がイオングループの買い物5%オフ
- 毎月10日は店舗関係なくポイント2倍
また、利用限度額は最大300万円と高く、利用できる国際ブランドはVISA、Mastercard、JCBの3種類です。
4.JALカードSuica
JALカードSuicaは、飛行機の利用や普段の買い物でJALマイルが貯まるクレジットカードです。
Suicaへのチャージや切符、定期券の購入をすると、JALマイルではなくJRE POINTが貯まります。
貯まったJRE POINTはマイルへの交換ができるため、日々の生活の中で効率よくマイルを獲得できます。
利用限度額は原則最大100万円までで、利用できる国際ブランドはJCBのみです。
5.JRE CARD
JRE CARDは、駅ビルでの買い物やインターネットショッピング「JRE MALL」での買い物がお得になるクレジットカードです。
通常0.5%の還元率ですが、駅ビルや「JRE MALL」での買い物は、還元率が最大3.5%になります。
定期券を購入済みだと、クレジットカードからSuicaへのチャージの還元率が最大3.0%になるため、定期券を購入する方にはとくにおすすめのカードです。
入会時の利用限度額は最大80万円ですが、利用状況次第で限度額は高くなります。
国際ブランドは、VISA、JCB、Mastercardの3種類です。
6.ビューゴールドプラスカード
ビューゴールドプラスカードは、JR東日本が発行するゴールドランクのクレジットカードです。
ビュー・スイカカードの上位版に当たり、最大10%の高還元率が魅力です。
オートチャージ機能が搭載されており、Suicaの残高が不足する際、自動的にチャージされるため、改札で引っかかることなくスムーズに移動できます。
モバイルSuicaへのチャージは、オートチャージを利用しても手動でチャージした場合も1.5%となります。
また、定期券をモバイルSuicaで購入すると、6%のポイントが還元されます。
ゴールドカードとしての特典も豊富で、最大5,000万円までの旅行障害保険が自動付帯されているため、旅行の際にも安心です。
【PASMO】交通系クレジットカードおすすめ6選
PASMOと相性のよい交通系クレジットカードは、次のとおりです。
サービス名 | ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB) | TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO | Tokyo Metro To Me CARD Prime PASMO | 東京スカイツリー東武カードPASMO | SEIBU PRINCE CLUBカード | 京王パスポートPASMOカード VISA |
---|---|---|---|---|---|---|
券面デザイン | ||||||
年会費 | 2,200円(初年度無料) | 1,100円(初年度無料) | 2,200円(初年度無料)※1 | 1,100円(初年度無料) | ・永年無料(Visa・Mastercard・JCB) ・3,300円(AMERICAN EXPRESS) | 262円(初年度無料) |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.5% |
PASMOへのチャージでの還元率 | 0.5% | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.5% |
国際ブランド | ||||||
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それぞれの特徴について解説します。
1.ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)
ソラチカカードは、東京メトロの「To Me CARD PASMO」と「ANAカード」が1枚になったクレジットカードです。
貯められるポイントはメトロポイントとANAマイルのみではなく、マルチポイントコースの場合Oki Dokiポイントも貯められます。
ただし、ANAマイルを貯めたい場合は、メトロポイントまたはOki DokiポイントをANAマイレージクラブにて交換する必要があります。
利用できる国際ブランドはJCBのみです。
2.TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOは、PASMO一体型として利用できるクレジットカードです。
東急線や東京メトロの利用でポイントが貯まり、東急グループを利用した際は、通常0.5%の還元率が最大10%までアップします。
利用限度額は最大90万円で、利用できる国際ブランドはMastercardとVISAの2種類です。
3.Tokyo Metro To Me CARD Prime PASMO
Tokyo Metro To Me CARD Prime PASMOは、東京メトロの乗車ポイントが貯まりやすいクレジットカードです。
東京メトロで1回乗車するごとに、平日は10ポイント、土休日は20ポイント貯まります。
利用限度額は最大100万円で、利用できる国際ブランドはJCBもしくはNICOSの場合はVISAかMastercardの2種類です。
4.東京スカイツリー東武カードPASMO
東京スカイツリー東武カードPASMOは、東武鉄道の定期券を購入する方におすすめのクレジットカードです。
東武鉄道の定期券を購入すると、1.5%のポイントが付与され、定期券のお得な発行ができます。
また、東京スカイツリーの入場券割引や駐車場代が2時間無料サービスなど、東京スカイツリーに関するサービスも充実しています。
利用限度額は公表されておらず、利用できる国際ブランドはVISA、Mastercard、JCBの3種類です。
5.SEIBU PRINCE CLUBカード
SEIBU PRINCE CLUBカードは、西部線沿線の駅ナカのお店や西武グループ施設などをよく利用する方におすすめのクレジットカードです。
全国の西武プリンスクラブ加盟店であれば、一回の買い物で「SEIBU Smile POINT」と「永久不滅ポイント」の2つが同時に貯まります。
通常の還元率は0.5%ですが、「セゾンポイントモール」を経由してインターネットショッピングすると、最大で30倍のポイントが獲得できます。
利用限度額は公表されておらず、利用できる国際ブランドはVISA、Mastercard、JCB、American Expressの4種類です。
6.京王パスポートPASMOカード VISA
京王パスポートPASMOカード VISAは、京王グループでのショッピングがお得になるクレジットカードです。
通常0.5%の還元率ですが、京王グループ内でショッピングをすると、還元率が最大10.0%までアップします。
利用限度額に関しては最大80万円で、利用できる国際ブランドはVISAのみです。
【関西・九州・北海道対応】おすすめ交通系クレカ一覧
関西、九州、北海道に対応しているおすすめ交通系クレジットカードは、次のとおりです。
サービス名 | J-WESTカード(ベーシック) | OSAKA PiTaPa | エメラルドSTACIA PiTaPa | BIC CAMERA JQ SUGOCA | ALL IN ONE JQ SUGOCA | ALL IN ONE nimoca ベーシックカード | ANA VISA nimocaカード | nimocaセゾンカード | JRタワースクエアカード ANA Kitaca | イオンカード Kitaca | clover SAPICA |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
券面デザイン | |||||||||||
地域 | 関西 | 関西 | 関西 | 九州 | 九州 | 九州 | 九州 | 九州 | 北海道 | 北海道 | 北海道 |
年会費 | 11,000円 | ・1,375円(初年度無料) ・JCB(1回でも利用すれば翌年度無料) ・VISA/MasterCard(10万円以上利用すると翌年度無料) | 1,375円(初年度無料) | 1,375円(初年度無料)※1 | 1,375円(初年度無料) | 1,375円(初年度無料) | 2,200円(初年度無料) | 永年無料 | 1,100円(初年度無料) | 永年無料 | 1,375円(初年度無料) |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.3% | 0.5% | 0.5% | 0.5% |
ポイントの種類 | WESTERポイント | OSAKA PiTaPa ポイント | Sポイント | JRキューポ | JRキューポ | nimocaポイント | Vポイント | nimocaポイント | JRタワースクエアポイント | WAON POINT | SAPICAポイント |
国際ブランド | |||||||||||
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
関西エリアでおすすめのカードとしては、J-WESTカード(ベーシック)、OSAKA PiTaPa、、エメラルドSTACIA PiTaPaが挙げられます。
J-WESTカードは、特にJR西日本エリアでの交通利用に強く、モバイルICOCAへのチャージで1.5%のポイント還元を受けられます。
九州エリアでは、BIC CAMERA JQ SUGOCA、ALL IN ONE JQ SUGOCA ベーシックカード、ANA VISA nimocaカードなどが代表的です。
BIC CAMERA JQ SUGOCAは、ビックカメラでの買い物でポイントが優遇されるほか、JR九州の利用でもポイントが貯まります。
北海道エリアでは、JRタワースクエアカード ANA Kitacaとイオンカード Kitacaが特に人気です。
JRタワースクエアカード ANA Kitacaは、JRタワースクエアポイントが貯まるほか、ANAマイルも貯められるため、出張や旅行で飛行機を利用する機会が多い方におすすめです。
交通系クレジットカードを利用するメリット3つ
交通系クレジットカードを利用するメリットは、次の3つです。
- オートチャージ機能で手間がかからない
- チャージや乗車でポイントをコツコツ貯められる
- 持ち歩くカード類を減らせる
メリットを最大限に受けたい場合は、上記を理解してからクレジットカードを発行しましょう。
1.オートチャージ機能で手間がかからない
オートチャージ機能とは、交通系ICの残高不足時にクレジットカードから自動でチャージされる機能のことです。
交通系クレジットカードの多くは、オートチャージ機能に対応しており、残高を気にせずに交通系ICの利用ができます。
とくに日常的に交通系ICを利用する方であれば、オートチャージ機能が利用できる交通系クレジットカードを選びましょう。
また、交通系ICは電車やバスなどの運賃以外にも、コンビニや自動販売機でも利用可能です。
コンビニや自動販売機を頻繁に利用する方であれば、交通系ICを利用すると会計をスムーズにできます。
2.チャージや乗車でポイントをコツコツ貯められる
鉄道会社と連携をしているクレジットカードは、公共交通機関の利用やチャージでコツコツとポイントが貯まり、毎日の固定費からポイントを得られるようになります。
また、交通系クレジットカードの中には、土日や祝日の乗車でポイントがアップする場合もあります。
すでにメインカードを発行している場合は、サブカードとしての利用もよいでしょう。
メインカードとして利用せずに公共交通機関の支払いのみでの活用でも、日々の生活の中で効率よくポイントが獲得できます。
3.持ち歩くカード類を減らせる
交通系クレジットカードは、交通系ICカードとクレジットカードが一体化しているため、それぞれを別々に持ち歩く必要がなくなります。
一枚のカードで交通機関の利用と日々の買い物を済ませられる交通系クレジットカードは、身軽に快適なキャッシュレス生活を送りたい方におすすめの一枚と言えるでしょう。
交通系クレジットカードを利用するデメリットや注意点
交通系クレジットカードを利用する際には、次のようなデメリットや注意点があります。
- 紛失時の不正利用のリスクが上がる
- 電子マネー決済での利用明細の内容が不十分
それぞれ解説します。
紛失時の不正利用のリスクが上がる
交通系クレジットカードは悪意ある第三者に拾われてしまうと、クレジットカードとしての不正利用に加えて、交通機関の不正利用にも繋がる可能性があります。
特に、オートチャージ機能を設定している場合は、オートチャージを不正利用されたり、チャージ済みの残高を悪用されるリスクがあります。
そのため、自宅ではカードを安全な場所に保管し、盗難や紛失に対して細心の注意を払いましょう。
電子マネー決済での利用明細の内容が不十分
交通系クレジットカードは、交通系ICへのチャージができるものの、交通系ICの利用明細まで確認ができません。
交通系ICにチャージした場合、利用明細にはチャージの文字のみしか記載されず内容が不十分です。
そのため、交通系ICのチャージで支払った分の利用明細を確認したい場合は、交通系ICのアプリやマイページなどで確認しなければいけません。
ただし、アプリをインストールする必要があったり、そもそも交通系ICの利用明細が見にくかったりする場合もあります。
また、経費の精算で領収証を取得したい場合、交通系ICの利用は税務署に指摘されやすい傾向があるため注意が必要です。
経費の精算をする必要がある場合は、交通系ICの利用を公共交通機関の利用のみに留めるようにしましょう。
交通系クレジットカードに関するよくある質問
交通系クレジットカードや交通系ICカードに関する疑問を解決します。
不明点がある方はチェックしてみてください。
交通系ICカードはどれがいい?おすすめはある?
交通系ICカードは、自分が住んでいる地域や生活圏内エリアに対応した交通系ICカードを選ぶのがおすすめです。
関東圏ならSuicaやPASMO、関西圏ならICOCAです。
交通系ICカードは全国相互利用が可能ですが、地域ごとの独自サービスやキャンペーンなどはその地域のカードでしか利用できない場合もあります。
交通系クレジットカードのおすすめは?
Suicaを利用する方は、ビュー・スイカカードやビックカメラSuicaカードがおすすめです。
ビュー・スイカカードはSuica付きのスタンダードなクレジットカードですが、Suica定期券として利用できて便利です。
またビックカメラSuicaカードは、ビックカメラでの買い物が最大11.5%の還元とお得になります。
PASMOを利用する方は、ソラチカカードやTOKYU CARD ClubQ JMB PASMOが相性がよいでしょう。
年会費無料の交通系クレジットカードはある?
次の交通系クレジットカードは年会費無料で利用できます。
ただし、期限付き、条件付きのカードもあるため、発行前によく確認してみましょう。
対応交通系IC | カード名 | 年会費無料条件 |
---|---|---|
Suica | ビックカメラSuicaカード | 初年度無料かつ年1回クレジット機能を 利用すれば次年度無料 |
イオンSuicaカード | 条件なし | |
JALカードSuica | 初年度のみ無料 | |
JRE CARD | 初年度のみ無料 | |
PASMO | ソラチカカード | 初年度のみ無料 |
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO | 初年度のみ無料 | |
Tokyo Metro To Me CARD Prime PASMO | 初年度無料かつ年間50万円以上の ショッピング利用で次年度無料 | |
東京スカイツリー東武カードPASMO | 初年度のみ無料 | |
SEIBU PRINCE CLUBカード | Visa・Mastercard・JCBのみ無料 | |
京王パスポートPASMOカード VISA | 初年度のみ無料 |
まとめ:交通系クレジットカードはビューカードやソラチカカードがおすすめ
交通系クレジットカードは、公共交通機関に乗車すると、還元率が高くなりやすいクレジットカードです。
そのため、頻繁に電車やバスを利用する方であれば、交通系クレジットカードの発行で効率よくポイントが集められるようになります。
交通系クレジットカードの中でも、特にビューカードやソラチカカードがおすすめです。
ビューカードはSuicaとの相性がよく、オートチャージや定期券購入でポイントが貯まりやすい点が魅力です。
一方、ソラチカカードはPASMOとの連携に加え、ANAマイルを効率的に貯められる点が大きなメリットです。
ぜひ本記事を参考にして、メリットやデメリットを理解した上で、自身に適したカードを発行しましょう。