楽天カードの2枚目の発行を検討している方は、具体的なメリット・デメリットについて知りたい方も多いのではないでしょうか。
結論、楽天カードの2枚目を発行するとポイント還元、利便性の面でメリットがあります。
一方で、2枚目に選べないカードがあったり、新規キャンペーンを受け取れなかったりするデメリットも存在します。
本記事では、楽天カードの2枚目を発行するメリットやデメリット、ポイントがもらえる最新のキャンペーンについてまとめました。
楽天カードをさらに活用したい方は、本記事を参考にして2枚目を発行してみましょう。
- 楽天カードの2枚目は、さまざまな国際ブランドの利用やポイント合算が便利
- ただし、2枚目の場合は新規入会キャンペーン対象外になるなどの注意点も
- 楽天カードを2枚発行する際は、メリットとデメリットの理解が重要
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0% |
国際ブランド | |
発行スピード | 約1週間~10日前後 |
付帯保険 | ・海外旅行保険 ・カード盗難保険 |
- 楽天市場でお得にポイントを貯めたい
- デザインや国際ブランドを選びたい
- 2枚目のカードも発行したい
楽天カードの2枚目を発行するメリット
楽天カードの2枚目を発行するメリットは、次のとおりです。
- 異なる国際ブランドの楽天カードを保有できる
- 好みのデザインを選べる
- 用途による使い分けが可能
- 引き落とし口座を分けられる
- 楽天ポイントを合算できる
- ETCカードが2枚持てる
それぞれのメリットを詳しく解説します。
異なる国際ブランドの楽天カードを持てる
2枚目であればVISA、JCB、Mastercardの異なる国際ブランドの楽天カードを持てます。
異なる国際ブランドを保有すると、ブランドごとの利点を受けられるのが魅力です。
たとえば、VISAなら世界シェアNo.1を誇る国際ブランドであり加盟店数が3,000万以上存在するため、海外旅行で役に立つでしょう。
一方で、JCBは国内発の国際ブランドで日本国内の加盟店数が多いうえに、スターバックスでは還元率10倍、セブンイレブンで還元率3倍などポイント面で優秀です。
複数の国際ブランドを利用できれば、それぞれのブランドの恩恵を受けながらさまざまな店舗で便利に利用できます。
好みのデザインを選べる
一般の楽天カードを保有している方は、ベーシックのデザインかお買いものパンダのデザインのみしか選べません。
しかし、2枚目では種類はそれほど多くはありませんが、好みのデザインが選べます。
ディズニーのデザインは対象外ですが、楽天イーグルスやミッキーマウスのほかに、FCバルセロナやヴィッセル神戸など有名サッカーチームのデザインも選択できます。
企業での接待に利用するのは一般的な楽天カード、旅行や買い物などプライベートでは好みのデザインを用いたカードなどTPOにあわせた使い方が可能です。
用途によってカードを使い分けられる
楽天カードを2枚保有しておけば、利用用途に応じて使い分けられます。
たとえば、1枚目は出張時の交通費や飲食費、オフィス用品の購入などのビジネスシーンでの支出に、2枚目はプライベートで利用するのもよいでしょう。
出費ごとに管理できるためビジネスシーンの経費計算も楽になりますし、プライベートでは節約にもつながりやすくなります。
また、2枚目の楽天カードを持つと、万が一の紛失や盗難時にも安心です。
片方の楽天カードが利用できなくなった場合でも、生活が不便になるリスクを低減できるでしょう。
引き落とし口座を分けられる
引き落とし口座を分けられるのもメリットです。
利用シーンや引き落とし口座で使い分けができます。
たとえば、家族共有の1枚目とは別に自身で使用する2枚目を持てば、個人出費の明確化が可能です。
ビジネスオーナーや自営業者、または家計管理に頭を悩ませている方におすすめといえるでしょう。
楽天ポイントを合算できる
複数のカードの楽天ポイントを一つのアカウントに合算できる点もメリットです。
それぞれのカードの利用状況に応じたポイントアッププログラムや、累計獲得ポイントの評価が一元化されます。
楽天では、クレジットカードの利用額や回数に対応して特典が増えるランクアップ制度を設けています。
そのため、2枚の楽天カードからの利用の合計により、より早く効率的にポイントを増加できるでしょう。
ETCカードが2枚持てる
楽天カードの2枚目を保有すると、ETCカードが2枚持てます。
複数の車でETCカードを利用する場合は、その都度カードを差し替える必要があります。
しかし、ETCカードを2枚持てれば、それぞれの車両ごとに割り当てられるため、利便性が増すでしょう。
さらに、複数の車でETCカードを利用すると、楽天ポイントも貯まりやすくなります。
楽天カードの2枚目を発行するデメリット
楽天カードの2枚目を発行するデメリットは、次のとおりです。
- 2枚目に選べないカードもある
- 2枚目は新規入会キャンペーン対象外
- 楽天ポイントを分けて受け取れない
- 紛失や不正利用などのリスクが高まる
それぞれのデメリットを解説します。
2枚目に選べないカードもある
楽天カードは2枚目に選べない組み合わせのカードが存在します。
たとえば、1枚目に楽天PINKカードを保有している場合、2枚目に同じ楽天PINKカードを選べません。
また、デザインに関しても2枚目に選べないものも存在するため、公式サイトをよく確認しておきましょう。
2枚目は新規入会キャンペーン対象外
楽天カードは、新規入会キャンペーンでポイント付与を提供しています。
しかし、すでに楽天カードを所有している方が2枚目を発行した場合、新規発行とは認識されず特典の対象外となります。
とくに、新規入会特典でお得に買い物をしたいと考えている方には、少し不満に感じてしまうかもしれません。
ただし楽天カードでは、2枚目の楽天カードを作成する方向けのキャンペーンも開催しています。
こちらのキャンペーンでも楽天ポイントを獲得できるので安心してください。
楽天ポイントを分けて受け取れない
楽天カードを2枚発行しても、楽天ポイントを各カードごとで分けて受け取ることはできません。
2枚のカードで獲得されるポイントは、1つのアカウントに合算されます。
2枚のカードを用途別に分けたい方は、個別にポイント管理ができない点には注意しましょう。
紛失や不正利用などのリスクが高まる
楽天カードの枚数が増えると、その分カードの紛失や不正利用のリスクが高まる点には注意が必要です。
カードが複数あるとその分管理すべきカード情報も増えるため、管理を怠るとカードが悪用される可能性があります。
とくに、利用頻度の低いカードは紛失に気づきにくいため、不正利用が発覚するまでの時間が長くなるケースもあるでしょう。
カードが増えると、カードの更新やセキュリティ関連の管理も煩雑になります。
有効期限の更新やセキュリティコードの記憶、定期的なパスワード変更など、適切な管理がより重要になるでしょう。
楽天カードの2枚目に関する注意点
楽天カードの2枚目を発行する際は、次の点に注意しましょう。
- 2枚目として発行できないカードがある
- 上限額が増えるわけではない
- 2枚目も楽天e-NAVIまたはアプリに登録が必要な場合がある
それぞれの注意点を詳しく解説します。
2枚目として発行できないカードがある
楽天カードは2枚目に発行できない組み合わせが存在します。
2枚目に選べない楽天カードの組み合わせは、次のとおりです。
楽天カード | 楽天PINKカード | 楽天ゴールドカード | 楽天プレミアムカード | |
---|---|---|---|---|
楽天カード | ○ | ○ | ○ | ○ |
楽天PINKカード | ○ | × | ○ | ○ |
楽天ゴールドカード | ○ | ○ | × | × |
楽天プレミアムカード | ○ | ○ | × | × |
上記以外にも楽天銀行カード、楽天ANAマイレージクラブカード及び楽天カードアカデミーは、2枚持ちの対象外になります。
そのほか、一部デザインカードも2枚目に選べないものが存在するため、楽天カードの楽天e-NAVI内のお申し込みフォームより、2枚目に選択可能なデザインを確認しておきましょう。
なお、アルペングループ楽天カードについては、組み合わせに関係なく2枚目に選べます。
上限額が増えるわけではない
楽天カードを2枚保有する際でも、クレジットカードの利用上限額が増加するわけではないため注意しましょう。
楽天カードで2枚目を発行した場合の限度額は、1枚目と2枚目のカードで共通の利用枠となります。
また、 利用可能枠は2枚のカードのうち、利用可能枠の大きい方に依存します。
たとえば、1枚目の限度額が100万円、2枚目に楽天ゴールドカードを発行し限度額が200万円の場合は、限度額の高い楽天ゴールドカードの200万円が1枚目及び2枚目の総限度額として設定されます。
そのため、仮にいずれかで、200万円を利用した場合は、利用可能残額はなくなります。
したがって、利用限度額を引き上げることが目的である場合は、2枚目には楽天カード以外を選ぶとよいでしょう。
2枚目も楽天e-NAVIまたはアプリに登録が必要な場合がある
楽天カードの2枚目を発行した場合は、1枚目と同様に楽天e-NAVIまたはアプリへの登録が必要な場合があります。
登録が必要なケースは、楽天カードを2枚同時に申し込んだ場合、別の楽天カードに切り替えた場合などです。
そのため、2枚目を発行した場合は、楽天e-NAVI及び楽天カードアプリにカード情報が登録されているか確認しておきましょう。
楽天カードの2枚目の申し込み・登録方法
楽天カードの2枚目の発行手順を確認しておきましょう。
申し込みから登録までの流れについて解説します。
2枚目の申し込み・登録の流れ
2枚目の楽天カードを発行するためには、会員向けオンラインサービスである楽天e-NAVIへログインをおこなったあとに次の手順で申し込みます。
- 楽天e-NAVIへのログイン
- お申し込みの項目をクリック
- カードの追加・切り替えを選択
- 2枚目に自身が利用したい楽天カードの種類を選択
- 本人情報の変更有無の確認
- 自身が利用したいカードのデザインを選択
- 申し込み完了
楽天カードの2枚目は、およそ1週間近くで手元に届きます。2枚目を後から発行した場合は楽天e-NAVIに自動で追加登録がされるため、手続きなしで利用明細をはじめとしたサービスの利用ができます。
自動で追加登録されていない場合は、楽天e-NAVIトップページの「カードの追加登録」または楽天カードアプリの「アプリへのカード追加登録」から登録手続きをおこないましょう。
2枚目の審査基準
楽天カードの2枚目の発行には、一定の条件があります。
過去にクレジットカードの滞納やカード会社とのトラブルがある方は、審査に落ちる可能性があるため注意しましょう。
また、2枚目のカードの審査に落ちると、1枚目のカードも同時に利用停止となる可能性があります。
カードの2枚目発行に際しては自身の信用情報を確認し、適切な申し込みをおこなうことが大切です。
楽天カードの2枚目に関するキャンペーン
楽天カードでは2枚目の楽天カードを発行した場合に条件を満たせば、1,000ポイント付与するキャンペーンを実施しています。
キャンペーンの内容は、次のとおりです。
特典内容 | 1,000ポイント(期間限定ポイント) |
進呈条件 | 1:2枚目の楽天カードを発行 2:カード利用期限内に1回以上利用 |
対象期間 | 2024年10月31日 10:00~11月15日 9:59常時開催 |
カード利用期限 | 2024年12月31日 |
ポイント進呈予定日 | 2025年2月末頃 |
期間限定で楽天ポイントを1,000ポイントを受け取れます。
お得にポイントを入手したい方は、進呈条件をよく確認しておきましょう。
楽天カードの2枚目に関するよくある質問
楽天カードの2枚目発行に関してのよくある質問をまとめました。
- 楽天カードを3枚以上発行できる?
- ETCカード・家族カードは2枚目でも発行可能?
- 2枚目を発行したら楽天ポイントは合算できる?
- 1枚目と2枚目の引き落とし口座は同じ?
- 1枚目を解約すると2枚目は使用できなくなる?
それぞれの質問について詳しく解説します。
楽天カードを3枚以上発行できる?
通常は楽天カードを3枚以上発行できません。
楽天カードは1人につき2枚まで保有できます。
ただし、例外としてアルペングループの楽天カードのみ3枚目として保有可能です。
ETCカード・家族カードは2枚目でも発行可能?
ETCカードと家族カードともに2枚目の発行が可能です。
公式サイトでは、いずれも発行した1枚目と2枚目のクレジットカードそれぞれにETCを付帯できると公言されています。
そのため、ETCカードと家族カードをそれぞれ追加で発行したい場合は、楽天e-NAVIより申し込んでください。
2枚目を発行したら楽天ポイントは合算できる?
楽天カードの2枚目を発行した場合、付与される楽天ポイントは1つのアカウントに合算されます。
複数のカードを使い分けても獲得ポイントは同じアカウントに加算されるため、ポイントの管理も容易です。
合算されたポイントは楽天市場でのショッピングや、楽天グループ内のさまざまなサービスで使用できます。
1枚目と2枚目の引き落とし口座は同じ?
楽天カードの2枚目を発行すると、1枚目のカードで指定された引き落とし口座が自動的に2枚目のカードにも適用されます。
これはカード発行時の手続きを簡素化するための一般的な措置ですが、ニーズにあわせて異なる引き落とし口座に設定可能です。
引き落とし口座の変更は「楽天e-NAVI」を通じて簡単におこなえます。
たとえば、1枚目のカードを個人的な支出用に、2枚目のカードをビジネス関連の支出用として区別したい場合、それぞれ異なる銀行口座を指定すると、支出管理が容易になるでしょう。
1枚目を解約すると2枚目は使用できなくなる?
1枚目のカードを解約しても、2枚目のカードは問題なく使用できます。
1枚目を解約しても、2枚目の使用には影響はありません。
ただし、1枚目のカードに楽天ポイント付与の紐づけや楽天サービスの支払い先の設定がされている場合、解約前に変更をしておく必要があります。
ポイント付与や支払い先の変更などの手続きを忘れずにおこなうことで、解約後も楽天サービスをスムーズに利用できるでしょう。
まとめ
楽天カードの2枚目を発行することには多くのメリットがあります。
異なる国際ブランドや好みのデザインを選べるなど、利便性の面でもメリットがあります。
さらに、楽天ポイントも合算できるので、より効率的なポイント活用が可能です。
一方で、デメリットとしては2枚目に選べるカードは種類やデザインが限られている、また、新規入会キャンペーンの対象外となる点です。
また、注意点として2枚目に発行できないカードが存在すること以外にも、上限額が合計で増えるわけではないこと、楽天e-NAVIまたはアプリへの登録が必要である点を把握しておきましょう。
2枚目の発行キャンペーンとして1,000ポイントの付与も実施しているため、2枚目発行を検討している方はぜひ活用してみましょう。
<参考>
楽天カード