PayPayカード ゴールドの発行を検討している方のなかには「PayPayカード ゴールドのメリットとデメリットが知りたい」「通常のPayPayカードとの違いが知りたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
結論、PayPayカード ゴールドは、「基本還元率が1.5%と高い」「ソフトバンク・ワイモバイルサービスなら最大10%還元」など、多くのメリットがあります。
本記事では、PayPayカード ゴールドのメリットとデメリット、一般カードとの違いについて解説します。
PayPayカードからの切り替え方法についても解説するので、PayPayカード ゴールドを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
年会費 | 11,000円(税込) |
---|---|
還元率 | 1.5%〜10.0% |
国際ブランド | |
発行スピード | 最短7分※1 |
付帯保険 | ・海外旅行保険 ・国内旅行保険 ・ショッピング保険 |
- PayPay払いをよく利用する
- ソフトバンク、ワイモバイルユーザーの方
- 国内・ハワイの空港ラウンジを利用したい
PayPayカード ゴールドとは?特典一覧も紹介
PayPayカードゴールドは年会費や限度額など、さまざま点でPayPayカードと違いがあります。
PayPayカード ゴールドの概要や特典、通常のPayPayカードとの違いについて詳しく解説します。
PayPayカード ゴールドの基本情報
国際ブランド | ・VISA ・Mastercard ・JCB |
---|---|
年会費 | 1万1,000円(税込) |
ポイントの種類 | PayPayポイント |
還元率 | 1.5% |
申し込み条件 | ・日本国内在住の満18歳以上(高校生除く) ・本人または配偶者に安定した継続収入がある ・本人認証が可能な携帯電話を所有している |
発行日数 | 申し込みから約1週間 |
付帯保険 | ・国内旅行保険 ・海外旅行保険 ・ショッピング保険 |
特典 | ・国内主要空港ラウンジが無料で利用可能 ・海外旅行は最大1億円、国内旅行は最大5,000万円補償 ・購入した商品は年間最大300万円まで補償 ・ETCカード年会費無料 ・LYPプレミアムが使い放題 |
限度額 | 本人確認完了済みの場合 過去24時間:最大50万円 過去30日間:最大200万円 |
締め日 | 毎月月末締め |
支払い日 | 翌月27日 |
PayPayカード ゴールドは年会費1万1,000円(税込)で発行できる、さまざまな特典が付帯したクレジットカードです。
基本の還元率は基本付与分で1.0%、PayPayカード ゴールド特典として0.5%が+されて合計1.5%になります。
そのほかにも、PayPayカードにはない多くの特典が利用できます。
PayPayカード ゴールドとPayPayカードの違いは?
PayPayカード ゴールドとPayPayカードの違いは年会費と付帯特典です。
PayPayカード ゴールドは1万1,000円(税込)かかりますが、PayPayカードは無料で発行できます。
しかし、PayPayカード ゴールドは、最高5,000万円の国内旅行保険や最高1億円の海外旅行保険、年間300万円までのショッピング保険など、さまざまな特典が付帯しています。
年会費や付帯特典を比較して、発行するカードを決めてみてください。
PayPayカード ゴールドの8つのメリット | 口コミも紹介
PayPayカード ゴールドには、次のメリットがあります。
- 基本還元率が1.5%と高い
- PayPayとの併用で最大2.0%の高還元
- ソフトバンク・ワイモバイルサービスなら最大10%還元
- LYPプレミアム(月額508円)の特典が無料
- 旅行保険やショッピング保険が付帯
- 国内の主要空港のラウンジ利用(1,100円程度)が無料
- ナンバーレスでセキュリティ面も安心
- 年会費無料でETCカード・家族カードを発行できる
それぞれのメリットを解説します。
基本還元率が1.5%と高い
PayPayカードゴールドは基本還元率が1.5%と高い点がメリットです。
Yahoo!ショッピングやLOHACOの利用など、一部1.5%付与の対象外になる場合がありますが、基本的には1.5%の高還元率で利用できます。
還元率が1.5%の場合、月に61,111円をPayPayカードゴールドで決済すれば、年会費分の11,000円のポイントが貯まります。
PayPayカードの還元率は1%のため、ポイントを多く貯めたい方はPayPayカードゴールドがおすすめです。
PayPayとの併用で最大2.0%の高還元
PayPayカード ゴールドはPayPayクレジットに登録し、次のPayPayステップ達成条件を満たすと、最大2.0%の還元率になります。
- 200円以上の買い物の決済回数が合わせて30回
- PayPayまたはPayPayカード、PayPayカード ゴールドでの支払いが合わせて10万円以上
PayPayクレジットとは翌月にまとめて支払うPayPayアプリの決済方法です。
還元率2%であれば、月に45,833円を決済すれば、年会費の11,000円分のポイントが貯まります。
PayPayのクレジット払いや連携方法を詳しく知りたい方は「PayPayのクレジットカード支払いのやり方を解説した記事」もチェックしてみてください。
ソフトバンク・ワイモバイルサービスなら最大10%還元
PayPayカードゴールドは、ソフトバンク・ワイモバイルサービス利用時に最大10.0%のポイントが還元されます。
PayPayカード ゴールドの利用で還元率が上がるサービスは次のとおりです。
料金の種類 | 還元率 |
---|---|
SoftBankのスマートフォン | 最大10.0% |
Y!mobileのスマートフォン | 最大3.0% |
LINEMOのスマートフォン | 1.0% |
SoftBank光 Air | 最大10.0% |
ソフトバンクでんき (おうちでんき、自然でんき) | 最大3.0% |
SoftBankやY!mobileのスマートフォン料金をPayPayカード ゴールドで支払うと、最大10.0%の還元率になります。
10%還元であれば、月に9,166円の利用で年会費の11,000円分のポイントが貯まります。
しかし、LINEMOを利用中の方はポイント還元率が表の内容と異なるため、公式サイトを参照してください。
LYPプレミアム(月額508円)の特典が無料
PayPayカード ゴールドは、LYPプレミアムの全特典が無料で利用できます。
LYPプレミアムは月額508円(税込)で利用できる有料サービスで、次のようなサービスを提供しています。
- Yahoo!ショッピング、LOHACOでの買い物で+2.0%
- 対象店舗で最大5.0%戻ってくるPayPayクーポンの獲得
- お買いものあんしん補償
PayPayカード ゴールドでYahoo!ショッピングやLOHACOを利用すると、常に+ 2.0%のポイントが付与されます。
月額508円のサービスが無料になるうえにポイント還元率がお得になるため、Yahoo!ショッピングやLOHACOを利用する方であれば年会費分の元が取りやすいでしょう。
ほかにも、お得なクーポンの付与や買い物補償などが利用できるため、LYPプレミアムへの加入を検討している方におすすめです。
旅行保険やショッピング保険が付帯
PayPayカード ゴールドは旅行保険やショッピング保険が付帯しています。
PayPayカード ゴールドの付帯保険の内容は、次のとおりです。
- 国内旅行保険:最高5,000万円
- 海外旅行保険:最高1億円
- ショッピング保険:年間最高300万円
頻繁に旅行する方やショッピング保険を求める方にとっては、大きなメリットになります。
国内の主要空港のラウンジ利用(1,100円程度)が無料
PayPayカード ゴールドは、国内の主要空港のラウンジが無料で利用できます。
ラウンジの受付にてPayPayカード ゴールドと当日の航空券を提示すると、通常1,100円ほどかかる空港ラウンジを無料で利用できるため、年に10回以上ラウンジを利用すれば年会費の11,000円分の元が取れます。
利用できる空港ラウンジの一例を紹介します。
- 新千歳空港:スーパーラウンジ
- 成田国際空港:IASS EXECUTIVE LOUNGE 1
- 羽田空港:第1ターミナル POWER LOUNGE CENTRAL
- 富山空港:ラウンジらいちょう
- 山口宇部空港:ラウンジ きらら
- ダニエル・K:イノウエ国際空港 IASS HAWAII LOUNGE
成田国際空港や羽田空港はもちろん、富山空港や山口宇部空港やハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港など、地方や海外のラウンジも利用できるため、飛行機を頻繁に利用する方におすすめです。
ナンバーレスでセキュリティ面も安心
PayPayカード ゴールドはナンバーレスのクレジットカードのため、セキュリティの面も安心です。
多くのクレジットカードにはカード番号やセキュリティ番号などが記載されているため、紛失すると不正利用される可能性が高まります。
しかし、PayPayカード ゴールドには決済に必要な番号の記載がないため、紛失や不正利用が心配な方にもおすすめです。
年会費無料でETCカード・家族カードを発行できる
PayPayカード ゴールドは、年会費無料でETCカードと家族カードが発行できます。
PayPayカードでETCカードを発行する際は550円の年会費がかかるため、ETCカードの発行を検討している方にとっては大きなメリットです。
また、2023年10月から年会費無料で家族カードも発行できるようになったため、家族カードを発行したい方にとってもお得です。
PayPayカード ゴールドの3つのデメリット
PayPayカード ゴールドには、次のようなデメリットもあります。
- 年会費が無料ではない
- 特典やキャンペーンなどがない
- ソフトバンク・ワイモバイルユーザーでないとメリットが減る
それぞれのデメリットについて解説します。
年会費が無料ではない
PayPayカード ゴールドは1万1,000円(税込)の年会費がかかり、一般的なクレジットカードと比較すると年会費が高額なため、所有コストを抑えたい方にとってはデメリットです。
しかし、付帯サービスや保険、還元率などが充実しているため、年会費を上回るメリットがある場合もあります。
付帯サービスや保険などの内容を確認したうえで検討してみてください。
年会費無料特典やキャンペーンなどがない
PayPayカード ゴールドには、年会費が無料になる特典がありません。
たとえば、三井住友カード ゴールド(NL)では対象カードを年間100万円以上利用すると、11,000円(税込)の年会費が翌年以降無料になるサービスをおこなっています。
しかしPayPayカードゴールドには年会費が無料になるほどのポイントを獲得できるキャンペーンなどがないため、必ず年会費が発生する点はデメリットに感じるかもしれません。
ソフトバンク・ワイモバイルユーザーでないとメリットが減る
PayPayカード ゴールドは、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーを利用しない方はメリットが減ります。
PayPayカード ゴールドをソフトバンク・ワイモバイルの支払いに利用すると、最大10.0%のポイント還元率でポイントを貯められます。
ソフトバンク・ワイモバイル以外のサービスを中心に利用している方は、ポイントが貯まりにくい場合があるでしょう。
【損益分岐点は?】PayPayカード ゴールドとPayPayカードのスペックを徹底比較!
PayPayカードゴールドとPayPayカードでは基本還元率、 LYPプレミアム年会費、ソフトバンク・ワイモバイルサービス還元率、国内の主要空港のラウンジ利用費が異なります。
各特典で年会費の11,000円以上の還元が受けられれば、実質年会費無料で利用できます。
PayPayカードゴールドとPayPayカードの主なメリットの比較は次のとおりです。
PayPayカードゴールド | PayPayカード | |
---|---|---|
基本還元率 | 1.5% | 1% |
LYPプレミアム年会費 | 無料 | 月額508円 |
ソフトバンク・ワイモバイルサービス還元率 | 最大10%還元 | 最大1.5%還元 |
国内の主要空港のラウンジ利用費 | 無料 | 1,100円程度 |
PayPayカードゴールドは基本還元率が1.5%なため、年間に61,111円のクレジット利用で11,000円の年会費相当のポイントが貯まります。
PayPayカードゴールドは月額508円のLYPプレミアムが無料で利用できるため年間で実質年会費が6,096円浮くうえに、Yahoo!ショッピングやLOHACOでの買い物で+2.0%のポイント還元、ほかの特典を併用すると最大7%になります。
仮にYahoo!ショッピングやLOHACOを最大7%で利用すると、月に13,095円の利用で年会費の元が取れるでしょう。
ソフトバンク・ワイモバイルサービス還元率も最大10%還元の利用であれば、月に9,166円の利用で年会費分のポイントが貯まります。
国内の主要空港のラウンジも無料で利用できるため、通常の利用費用が1,100円程度だと仮定すると、10回以上利用すれば年会費分が利用できるでしょう。
上記の特典や年会費の元を取るための利用回数や金額を考慮すると、PayPayカードゴールドが自身にとってお得かどうかを判断しやすくなります。
PayPayカード ゴールドがおすすめな方の特徴
PayPayカード ゴールドをおすすめな方の特徴は次のような方です。
- ソフトバンク系列のサービスを利用している方
- PayPayの利用頻度が多い方
- LYPプレミアム特典を利用したい方
PayPayカード ゴールドはソフトバンク系列のサービスを利用していると、ポイント還元率が高まります。
また、PayPayカード ゴールドの場合、PayPayクレジットの利用設定をすると最大2%のポイント還元があります。
そのため、普段からPayPayを利用している方は、PayPayカード ゴールドなら効率的にポイントを貯められるでしょう。
さらに、PayPayカード ゴールドを所有している方は、月額508円(税込)のLYPプレミアム特典が無料で利用できます。
LYPプレミアム特典を利用するとソフトバンク・ワイモバイルサービスでポイント還元率が高まったり、PayPayクーポンを獲得できたりと多くのメリットがあるため、 加入を検討している方は、PayPayカード ゴールドを発行してお得に利用しましょう。
PayPayカード(一般カード)がおすすめな方の特徴
PayPayカード(一般カード)がおすすめな方の特徴は次のとおりです。
- 年会費無料カードがいい
- ソフトバンクサービスを利用しない
PayPayカード ゴールドは年会費がかかるため、年会費無料のカードがよい方には向いていないでしょう。
また、ソフトバンク系列のサービスの利用によるメリットが多いため、ソフトバンクサービスを利用しない方にはメリットが感じづらいかもしれません。
上記の特徴に当てはまる方は、年会費無料のPayPayカードの方がよい可能性もあるので、それぞれのカードの特徴を比較して検討しましょう。
PayPayカード ゴールドの申し込み方法
PayPayカード ゴールドの申し込み方法や切り替え方法について解説します。
PayPayカード ゴールドに申し込む場合
PayPayカードゴールドの申し込み方法は、次のとおりです。
- PayPay公式サイトにアクセス
- 「アプリから新規申し込み」を選択
- 申し込み情報の入力
- 審査完了
- カードの受け取り
PayPayカード ゴールドを申し込む際は、次の書類が必要です。
- 運転免許証
- 金融機関の情報がわかるキャッシュカード、通帳
手続きは最短7分で完了し、1週間程度で手元に届きます。
PayPayカードからPayPayカード ゴールドに切り替える場合
PayPayカードからPayPayカード ゴールドに切り替える方法は、次のとおりです。
- PayPayアプリかWebから会員メニューを開く
- 「カード選択」の「PayPayカード ゴールド」を選択
- 切り替え手続きを進める
PayPayカード ゴールドに切り替えると、カード番号や有効期限、セキュリティコードが変わります。
家賃や公共料金などをPayPayカードで支払っている方は、カード情報の変更が必要なので注意しましょう。
PayPayカード ゴールドの審査基準
PayPayカード ゴールドの審査基準は明確に示されていませんが、申し込み条件は次のとおりです。
- 日本国内在住の満18歳以上(高校生除く)
- 本人または配偶者に安定した継続収入がある
- 本人認証が可能な携帯電話を所有している
上記の条件を満たさない場合は審査を通過できないため、注意してください。
PayPayカード ゴールドに関するよくある質問
ここでは、PayPayカード ゴールドに関するよくある質問について回答します。
- PayPayカード ゴールドの在籍確認はある?
- PayPayカード ゴールドの発行にかかる日数は?
- PayPayカード ゴールドを解約した場合、年会費の支払いはどうなる?
- PayPayカード ゴールドのキャンペーンは?
- PayPayカードからPayPayカード ゴールドへのインビテーションはある?
それぞれの質問にわかりやすく回答しているので、ぜひ参考にしてみてください。
PayPayカード ゴールドの在籍確認はある?
PayPayカード ゴールドは、在籍確認を実施しているのかを公表していません。
ただし申し込みから数分で審査が完了する場合があるため、在籍確認を実施していないと考えられます。
しかし、場合によっては在籍確認が実施される可能性もある点は留意しておきましょう。
PayPayカード ゴールドの発行にかかる日数は?
PayPayカード ゴールドの発行にかかる日数は、1週間程度です。
カードは登録の自宅住所宛に送付されるので、忘れずに受け取りましょう。
PayPayカード ゴールドを解約した場合、年会費の支払いはどうなる?
PayPayカード ゴールドは年会費支払い後に解約する場合、年会費の返金はできません。
PayPayカード ゴールドの年会費の請求日は、初年度は契約月の翌々月、翌年以降は契約月の翌月になります。
そのため、PayPayカードゴールドを解約したい場合は、次回の年会費請求時まで利用がおすすめです。
PayPayカード ゴールドのキャンペーンは?
2024年11月現在、PayPayカード ゴールドはWEBからの申込者全員を対象とした入会キャンペーンを開催していません。
ただし、ワイモバイルやソフトバンクユーザー向けの入会キャンペーンはおこなわれている可能性があるため、公式HPを確認してみてください。
PayPayカードからPayPayカード ゴールドへのインビテーションはある?
PayPayカードからPayPayカード ゴールドへのインビテーションはありません。
インビテーションはクレジット会社の方から「ゴールドカードのようなステータスが高いカードへの招待」が届くことです。
PayPayカードゴールドの場合はインビテーションが届くことはないので、自身で切り替えの手続きをおこないましょう。
まとめ
PayPayカード ゴールドは通常のPayPayカードにはない旅行保険や付帯サービス、特典が充実しています。
年会費が1万1,000円(税込)かかりますが、使い方によっては十分に元が取れる場合もあります。
とくにソフトバンク系列のサービスを利用している方、PayPayの利用頻度が多い方、LYPプレミアム特典を利用したい方は多くのメリットが受けられるため、ぜひ発行を検討してみてください。
<参考>
PayPayカード