SBI証券を利用している方や三井住友カードを利用している方の中には、Oliveフレキシブルペイのクレカ積立が気になっている方も少なくないでしょう。
Oliveフレキシブルペイは三井住友銀行が提供するカードで、1つのカードでクレジットカード、デビットカード、ポイント払い、追加したカードでのお支払いの4つの支払い方法が利用できます。
また、Oliveフレキシブルペイは便利なことに加えて、SBI証券の投信積立をクレジットカード決済でおこなえるというメリットがあります。
本記事ではOliveフレキシブルペイを利用したクレカ積立について詳しく解説するので、お得にクレカ積立をしたい方はぜひ参考にしてください。
Oliveフレキシブルペイを利用してSBI証券でクレカ積立が可能!
■Oliveフレキシブルペイ決済でクレカ積立をするメリット
- ポイントが貯まる
- 対象のコンビニ・飲食店でのポイント還元率がアップする
- ひとつのアプリで資産を一括管理できる
- 新NISAのクレカ積立にも対応している
お得にクレカ積立をしたい方はSBI証券でOliveフレキシブルペイの利用がおすすめ!
Olive(オリーブ)フレキシブルペイでできるクレカ積立とは?
Oliveフレキシブルペイはキャッシュカード、クレジットカード、デビットカード、ポイント払い、追加したカードでのお支払いの5つの機能が一体になった利便性の高いカードです。
アプリでは各支払いモードの切り替えができるのみならず、カード番号、有効期限といったカード利用に必要な情報も管理可能です。
また、OliveフレキシブルペイはSBI証券の投信積立サービスを利用した際の支払いを、クレジットカードで支払えます。
OliveフレキシブルペイとSBI証券の投信積立サービスについて詳しく解説します。
SBI証券の投信積立サービスとは?
SBI証券の投信積立サービスは投資信託を決まった日に指定した金額で自動的に購入できる、SBI証券が展開しているサービスです。
Oliveフレキシブルペイを所持していればクレジットカードを利用して投資信託を買い付けられ、SBIポイントも獲得できます。
買い付ける投資信託を選択して日付や金額などを設定すれば利用でき、買い付けた投資信託はいつでも簡単に現金化できて、やめたいときにいつでも解約できます。
毎月100円から投信積立ができる
SBI証券の投信積立は毎月100円から利用できるため、投資信託と聞いて興味はあるけど投資するお金がない方でも安心です。
毎月100円から金融投資を経験できるため、金融投資に興味のある方はぜひSBI証券の投信積立を利用してみてください。
なお、Oliveフレキシブルペイであれば毎月100円でもクレジットカードを利用して投信積立できますが、クレジットカードを利用する投信積立の上限は10万円になります。
最大10万円の積立設定が可能
SBI証券の投信積立は、以前まで5万円が積立の上限額でした。
しかし、2024年3月8日に金融商品取引業等に関する内閣府令が改正され、クレカ積立の上限額が5万円から10万円へと引き上げられています。
毎月より多くの積立が可能であるため、クレカ積立により効率よく資産運用をおこないたい方には、非常に魅力的といえるでしょう。
積立以外の買い方はできない
毎月100円からクレジットカードを利用して投資信託を買い付けられるSBI証券の投信積立ですが、クレジットカードが利用できるのは積立投信のみとなるため注意が必要です。
具体的には金額を指定した買い付けや口数を指定した買い付けのように、1回きりの購入ではクレジットカードを利用できません。
SBI証券でクレジットカードを利用した買い付けは、積立のみ対応していることを認識しておきましょう。
Vポイント付与の対象
Vポイントは三井住友カードやOliveフレキシブルペイの毎月の利用合計額に応じて付与されるポイントです。
SBI証券でクレカ積立を設定すると、カードのランクに応じてVポイントが付与されます。
カードの種類 | 年間カード利用額 | ポイント付与率 | 最大ポイント付与数 |
---|---|---|---|
三井住友カード プラチナプリファード Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード | 500万円以上 | 3.0% | 36,000ポイント |
300万円以上 | 2.0% | ||
300万円未満 | 1.0% | ||
三井住友カード ゴールド(NL) Oliveフレキシブルペイ ゴールド | 100万円以上 | 1.0% | 12,000ポイント |
10万円以上 | 0.75% | ||
10万円未満 | 0.0% | ||
三井住友カード(NL) Oliveフレキシブルペイ | 10万円以上 | 0.5% | 6,000ポイント |
10万円未満 | 0.0% |
なお、年間カード利用額には、クレカ積立の利用分は含まれません。
Vポイントの付与率を上げたい場合、日常生活の決済を三井住友カードやOliveフレキシブルペイで行うようにしましょう。
Olive(オリーブ)フレキシブルペイでできるクレカ積立の基本情報
クレジットカード積立で利用できるOliveフレキシブルペイは次の3種類です。
- Oliveフレキシブルペイ(一般)
- Oliveフレキシブルペイ ゴールド
- Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード
各カードの情報に関して次の表にまとめているため、ぜひ参考にしてください。
一般 | ゴールド | プラチナプリファード | |
---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 5,500円(税込) | 33,000円(税込) |
ポイント還元率 (クレジットモード) (デビットモード) | 0.5% | 0.5% | 1.0% |
ポイント還元率 (ポイント払いモード) | 0.25% | 0.25% | 0.25% |
クレカ積立の Vポイント付与率※1 | 0.5% | 最大1.0% | 最大3.0% |
お買い物安心保険 | なし | 限度300万円 | 限度500万円 |
傷害保険 | 国内:なし 海外:最大2,000万円 | 国内:最大2,000万円 海外:最大2,000万円 | 国内:最大5,000万円 海外:最大5,000万円 |
空港ラウンジサービス | なし | あり | あり |
Olive(オリーブ)決済でクレカ積立をはじめる準備
Olive決済でクレカ積立をはじめるためには、次のような準備が必要です。
- Oliveアカウントを発行する
- SBI証券口座を開設する
- SBI証券と三井住友銀アプリを連携させる
- カード審査に通過した後「クレジットカードモード」に設定する
クレカ積立の準備を済ませておき、スムーズに取引をはじめましょう。
1:Oliveのアカウントを発行する
Olive決済でクレカ積立をはじめるためには、まずOliveのアカウントの発行が必要です。
また、三井住友銀行の口座を持っていない場合は三井住友銀行の口座開設が必要になるため、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を準備してください。
Oliveアカウントの発行手順は、次のとおりです。
- 三井住友銀行アプリをダウンロード
- Oliveアカウントを申し込むと書かれたボタンをタップ
- 本人確認
- アカウントランクの選択、申し込み情報の入力
- SMSによる認証
- 口座開設完了※
※SMBCアプリにログインすることで、クレジットモードの審査が始まります。
クレジットモードの審査結果が出たら契約内容を確認して支払いモードを選択しましょう。
なお、すでに三井住友銀行の口座を持っている方は三井住友銀行アプリからログインしてOliveアカウントに切り替え、アプリの指示にしたがって設定してください。
2:SBI証券口座を開設する
SBI証券の口座を開設していない場合は、SBI証券の公式サイトから口座開設の申し込みを行います。
口座開設の際にはマイナンバー確認書類と本人確認書類が必要になるため、あらかじめ用意しておきましょう。
SBI証券口座の開設手順は次のとおりです。
- SBI証券の公式サイトにアクセス
- 「口座開設」ボタンをタップ
- お客さま情報を入力する
- 必要書類をアップロードする
- 審査後に口座開設完了通知が送られてくる
- SBI証券にログインして初期設定を行う
口座申し込みが完了すると、即日~3営業日以内に口座開設完了通知が送られてきます。
発行されたユーザーネームとパスワードでSBI証券にログインし、画面の案内に従って初期設定を済ませておきましょう。
なお、混雑していると口座開設までに時間がかかることもあるため、Oliveアカウントの発行後すぐに申し込みを済ませておくことをおすすめします。
3:SBI証券と三井住友銀行アプリを連携させる
SBI証券の口座情報は三井住友銀行アプリとSBI証券のアカウントとの連携により、三井住友銀行アプリを利用してSBI証券の口座情報を連携できます。
次の手順でSBI証券と三井住友銀行アプリの連携が可能です。
- 三井住友銀行アプリを起動
- SBI証券と連携をタップ
- 各種確認事項を確認の上で同意するをタップ
- SBI証券のユーザーネームおよびパスワードを入力
- 連携するをタップ
- 完了
簡単な操作で資産を一元管理できるため、ぜひSBI証券と三井住友銀行アプリを連携させましょう。
4:カード審査に通過した後「クレジットカードモード」に設定する
SBI証券で投信積立の買い付けがおこなわれる日にOliveの設定がクレジットカードモードになっていないと、買い付けがおこなわれません。
したがって、Oliveのクレジットカード決済でSBI証券の投信積立をおこなうためには、投信積立の買い付けがおこなわれる日に、Oliveの設定をクレジットカードモードに切り替えておく必要があります。
三井住友銀行アプリ上でOliveの支払いモードを切り替えられるため、投信積立の買い付け日には忘れずにクレジットカードモードに切り替えるようにしましょう。
Olive(オリーブ) 決済でクレカ積立をはじめる際の設定方法
Olive(オリーブ) 決済でクレカ積立をはじめる具体的な設定方法を紹介します。
三井住友カードから切り替える場合と、新しくOliveでクレカ積立をはじめる場合に分けて解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
三井住友カードからOliveに切り替える場合
すでに三井住友カードのクレジットカード決済を利用してSBI証券の投信積立をおこなっており、Oliveのクレジットカード決済に変更したい場合の手順は次のとおりです。
- SBI証券にログイン
- 「取引」から「投資信託」を選択
- 「投信(積立買付)」から「クレジットカード」を選択
- 三井住友カードの登録を解除
- Oliveの情報を新規登録する
- 三井住友銀行アプリを開く
- 支払いモードを「クレジットモード」に変更
三井住友カードからOliveに変更する際は、SBI証券で三井住友カードの登録を解除してから新たにOliveを設定する必要があります。
またOliveの設定後、支払いモードをクレジットモードに変更することを忘れないようにしましょう。
新しくOliveでクレカ積立をはじめる場合
SBI証券でOliveを新規登録してクレカ積立をはじめる場合の手順は次のとおりです。
- SBI証券にログイン
- 「取引」から「投資信託」を選択
- 「投信(積立買付)」から「クレジットカード」を選択
- 「カードを登録する」を選択
- Oliveの情報を新規登録する
- 三井住友銀行アプリを開く
- 支払いモードを「クレジットモード」に変更
新規登録の場合は、SBI証券にログインしてOliveのクレジットカード情報を登録するのみで設定が完了します。
Olive(オリーブ)とSBI証券をお得にはじめられるキャンペーン
Olive(オリーブ)とSBI証券をお得にはじめられるキャンペーンは次のとおりです。
- Oliveアカウント新規開設&入金で1,000円相当のVポイントプレゼント
- SBI証券デビュー応援プラン!最大16,600円相当のVポイントプレゼント
- スマホのタッチ決済利用で最大7,000円分プレゼント
- 新規入会&クレジットモード利用で最大5,000円相当のVポイントプレゼント
キャンペーンがすべて適用されれば、合計で最大29,600円相当のVポイントを獲得できます。
各キャンペーン情報について詳しく解説するので、OliveとSBI証券でクレカ積立をはじめようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
※特典付与には条件があり、口座開設とクレジットカード・デビットカードのお取引、証券のお取引も含みます。
※最大31,600円相当は最上位クレジットカードでのお取引が対象になります。
※学生プランはLP内表記を行っているが合算表記はしていないので最大金額には含めず
【期限なし】Oliveアカウント新規開設&入金で1,000円相当のVポイントプレゼント
Oliveアカウントを新規開設して口座に入金をすると、1,000円相当のVポイントがもらえます。
具体的な特典付与条件は次のとおりです。
- Oliveアカウント新規契約
- Oliveアカウント開設月の翌月末までに、契約口座へ10,000円以上を一度で入金
Vポイントは、入金が完了した月の翌月末までにOliveアカウントに進呈されます。
Oliveアカウントを新規開設する際には、10,000円以上を入金してVポイントを受け取りましょう。
※特典付与には条件があり、口座開設とクレジットカード・デビットカードのお取引、証券のお取引も含みます。
※最大29,600円相当は最上位クレジットカードでのお取引が対象になります。
※学生プランはLP内表記を行っているが合算表記はしていないので最大金額には含めず
【期限なし】SBI証券デビュー応援プラン!最大16,600円相当のVポイントプレゼント
SBI証券では、口座開設やクレカ積立の金額に応じて最大16,600円相当のVポイントをプレゼントするキャンペーンを実施しています。
特典を得るための具体的な条件は次のとおりです。
特典を得る条件 | 付与されるVポイント |
---|---|
SBI証券仲介口座開設 キャンペーンページからエントリー Vポイント登録 | 100円相当 |
SBI証券でクレカ積立を設定※1 | 最大2,500円相当 |
SBI証券でクレカ積立を継続※2 対象商品を一定の金額以上取引 | 最大14,000円相当 |
※2:口座開設月3か月後10日までの継続が対象です。
すべての条件を満たせば、合計で最大16,600円相当のVポイントになります。
具体的な条件はSBI証券のキャンペーンページで確認のうえ、口座開設とクレカ積立を行い、Vポイントを獲得しましょう。
※特典付与には条件があり、口座開設とクレジットカード・デビットカードのお取引、証券のお取引も含みます。
※最大29,600円相当は最上位クレジットカードでのお取引が対象になります。
※学生プランはLP内表記を行っているが合算表記はしていないので最大金額には含めず
新規入会&スマホのタッチ決済1回以上利用で最大7,000円相当のVポイントプレゼント
Oliveに新規入会してからスマートフォンのタッチ決済を1回以上利用すると、カードのランクに応じてVポイントPayギフトがプレゼントされます。
カードランク別のVポイント付与数は次のとおりです。
カードランク | 付与されるVポイント |
---|---|
プラチナプリファード | 7,000円相当 |
ゴールド | 5,000円相当 |
一般 | 3,000円相当 |
スマートフォンのタッチ決済は、iPhoneならApple Pay、AndroidならGoogle Payから設定できます。
なお、iDでの利用分はポイント付与の対象外となるため、Visaタッチ決済かMastercardタッチ決済のいずれかで登録しましょう。
※特典付与には条件があり、口座開設とクレジットカード・デビットカードのお取引、証券のお取引も含みます。
※最大29,600円相当は最上位クレジットカードでのお取引が対象になります。
※学生プランはLP内表記を行っているが合算表記はしていないので最大金額には含めず
【期間限定】新規入会&クレジットモード利用で最大5,000円相当のVポイントプレゼント
新規入会&クレジットモードを利用すると、利用金額に応じて15%(最大5,000円)分のVポイントがもらえます。
付与されるVポイントは、カードのランクにより異なります。
カードランク | 付与されるVポイント |
---|---|
プラチナプリファード | 最大5,000円相当 |
ゴールド | 最大3,000円相当 |
一般 | 最大2,000円相当 |
申し込み期間は2024年11月1日〜2025年2月2日です。期間限定キャンペーンとなるため、ぜひこの機会にOliveに申し込んでみましょう。
Olive(オリーブ)決済×SBI証券でクレカ積立をするメリット
Oliveのクレジットカード決済で投信積立をするメリットは、次のとおりです。
- Vポイントが貯まる
- 対象のコンビニ・飲食店でのポイント還元率がアップする
- ひとつのアプリで資産を一括管理できる
- 新NISAのクレカ積立にも対応している
メリットを理解したうえで、Oliveでお得にクレカ積立をおこないましょう。
Vポイントが貯まる
Oliveのクレジットカード積立を利用してSBI証券で取引をした場合、買付金額に応じてVポイントが付与されます。
SBI証券とOliveの組み合わせは業界内でもとくにポイント還元率が高く、お得にクレカ積立を続けたい方におすすめです。
SBI証券のクレカ積立と、他の証券会社のクレカ積立のポイント還元率を比較してみました。
証券会社 | ポイント還元率 |
---|---|
SBI証券 | 最大3.0% |
楽天証券 | 最大1.0% |
マネックス証券 | 1.1% |
auカブコム証券 | 1.0% |
PayPay証券 | 0.7% |
クレカ積立によるポイント還元率は1%前後が多いのに対し、SBI証券では最大3.0%も還元されます。
貯めたVポイントは日常の買い物に利用したり、投資信託の買い付けに利用したり、三井住友銀行の振込手数料の割引に利用したりと、さまざまな利用方法があります。
Vポイントの貯め方や使い方を詳しく知りたい方は、「三井住友カード Vポイントの貯め方5選!おすすめの使い方やVポイントが貯まるカードも紹介」もあわせて読んでみてください。
対象のコンビニ・飲食店でのポイント還元率がアップする
三井住友カードであるOliveはVポイントアッププログラムの対象カードです。
SMBCグループの各種サービスを利用すると、対象のコンビニや飲食店を利用する際のポイント還元率がアップします。
具体的にはアプリログインやSBI証券を利用した取り引きなどでポイント還元率がアップするため、自身のできる範囲でポイント還元率を上げるとよいでしょう。
ひとつのアプリで資産を一括管理できる
三井住友銀行のOliveなら、ひとつのアプリで三井住友銀行の口座情報やクレジットカード情報、SBI証券口座の情報をまとめて管理できます。
Olive専用アプリは存在せず、「三井住友銀行アプリ」や「Vpassアプリ」にOliveを連携することで、利用中のサービスがすべて表示される仕様になっています。
ひとつのアプリですべての情報を管理できるため、毎月の収支を確認しやすく、資産の管理が容易になるでしょう。
新NISAのクレカ積立にも対応している
SBI証券では、2024年から新しくはじまったNISAのクレカ積立にも対応しています。
SBI証券のNISA口座は、投資信託の買付手数料や国内株式、米国株式、海外ETFの売買手数料が無料であるため、無駄を省いてお得に積み立てができます。
新NISAのクレカ積立でもVポイントは還元されるので、積立設定をするのみでポイントがどんどん貯まっていく仕様です。
将来に向けて新NISAをはじめようと考えている方は、ぜひSBI証券のクレカ積立を利用してみてください。
Olive(オリーブ)決済×SBI証券でクレカ積立をするデメリット
Olive決済でクレカ積立をするデメリットは、次のとおりです。
- 引き落とし口座は三井住友銀行に限られる
- カードの設定に気をつける必要がある
- 銀行では優遇金利がつかない
それぞれ詳しく解説します。
引き落とし口座は三井住友銀行に限られる
Oliveのクレジットカード決済で投信積立をおこなう場合、引き落とし口座は三井住友銀行に限定されます。
一般的にクレジットカードの利用料の引き落とし口座はカードを提供する銀行の口座に限定されないため、三井住友銀行の口座を持っていない方は新たに口座を開設しないといけません。
三井住友銀行に口座を持っていない方の場合、口座開設の手間が発生する点がデメリットといえるでしょう。
カードの設定に気をつける必要がある
Oliveはひとつのカードでキャッシュカード、クレジットカード、デビットカード、ポイント払い、追加したカードでの支払いの機能を持っており、モードの切り替えは専用アプリでおこないます。
さまざまな支払い方法に対応しているため便利なOliveですが、クレジットカード決済を利用して投信積立をおこなう際はクレジットカードモードになっていないと、買い付けができません。
したがって、クレジットカード決済を利用して投信積立がおこなわれる日は、クレジットカードモードに設定されているか確認する必要があります。
銀行では優遇金利がつかない
Oliveの決済で利用できる引き落とし口座は三井住友銀行の普通預金口座に限定されており、預金金利は年率で0.001%(税引前)です。
対してSBI証券は住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金と連携すれば、年率で0.01%の優遇金利が適用されます。
したがって、少しでも高い預金金利の口座にお金を預けておきたい方には、Oliveは向いていないといえるでしょう。
Olive(オリーブ)と三井住友カードのクレカ積立を比較
三井住友銀行はOliveのほかに三井住友カードも提供しているため、どのような違いがあるのか知りたい方も多いでしょう。
そこで本章では、それぞれのカードに関してどのような違いがあるか解説します。
クレカ積立のポイント条件に差はない
三井住友銀行が提供しているOliveと三井住友カードは、クレジットカード利用料に応じてVポイントが付与されますが、付与されるポイントの条件に差はありません。
カードの種類 | 年間カード利用額 | クレカ積立時のポイント還元率 |
---|---|---|
三井住友カード プラチナプリファード Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード | 500万円以上 | 3.0% |
300万円以上 | 2.0% | |
300万円未満 | 1.0% | |
三井住友カード ゴールド(NL) Oliveフレキシブルペイ ゴールド | 100万円以上 | 1.0% |
10万円以上 | 0.75% | |
10万円未満 | 0.0% | |
三井住友カード(NL) Oliveフレキシブルペイ | 10万円以上 | 0.5% |
10万円未満 | 0.0% |
クレジットカードのランクが同一の場合、ポイント還元率や年間カード利用額などの条件は同じです。
したがって、すでに三井住友カードを持っており、さらにVポイントが優遇されるカードに切り替えたいと考えている方には、Oliveは向いていないといえます。
還元率や利用特典が異なる場合がある
三井住友銀行が提供しているOliveと三井住友カードですが、次のように一部異なる部分があります。
- ポイント還元率
- 利用特典
Oliveのプラチナプリファードの場合、クレジットまたはデビットカード決済で付与されるポイントは利用料の1%ですが、三井住友カードの場合は0.5%です。
また、Oliveの一般、またはゴールドの場合、Vポイントアッププログラム+1%や毎月100ポイント還元、その他の特典から毎月好みの特典を1つ選択できます。
しかし、三井住友カードには上記の特典がありません。
なお、Oliveのプラチナプリファードの場合は、Vポイントアッププログラム+1%や毎月100ポイント還元、その他の特典から毎月好みの特典を2つ選択可能で更にお得です。
2つのカードのちがいは「Oliveと三井住友カードの違いは?還元率やメリット・デメリットなどを徹底比較!」で詳しく解説しています。
Olive(オリーブ)のクレカ積立でよくある質問
Olive(オリーブ)のクレカ積立でよくある次の質問に回答します。
- クレカ積立のポイント還元率は?
- クレカ積立で複数のカードを併用できる?
- Oliveでクレカ積立をしたときの引き落とし日はいつ?
- SBI証券で登録したクレジットカードの変更方法は?
同様の悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
クレカ積立のポイント還元率は?
SBI証券をOlive(オリーブ)でクレカ積立をおこなうと、積立金額に応じて最大3.0%のポイントがもらえます。
毎月5万円積み立てれば、10年間で18万円相当のポイントが貯まるため、非常にお得な還元率といえるでしょう。
クレカ積立で複数のカードを併用できる?
複数のカードの発行は可能ですが、クレカ積立の併用はできません。
ポイント還元率やサービス内容がライフスタイルに適したカードを選択して、クレカ積立をおこなうようにしてください。
Oliveでクレカ積立をしたときの引き落とし日はいつ?
Oliveでクレカ積立をしたときの引き落とし日は、翌月の26日です。
支払いが遅れないように、引き落とし日を把握しておきましょう。
SBI証券で登録したクレジットカードの変更方法は?
SBI証券で登録したクレジットカードの変更は、次の手順でおこなえます。
- 積立設定している銘柄の決済方法をクレジットカードから現金に変更
- 登録済みのカード情報を解除し、Oliveを登録
- 決済方法を現金からクレジットカード(Olive)に変更
Oliveのクレカ積立に変更したい場合は、変更方法について事前に押さえておきましょう。
まとめ
OliveフレキシブルペイはSBI証券でクレカ積立ができるのみならず、クレジットカード、デビットカード、ポイント払い、追加したカードでの支払いの4つの支払い方を選択できる、非常に便利なカードです。
クレカ積立では、ポイントが効率よく貯められるほか、三井住友銀行のアプリで資産を一括管理できます。
Olive×SBI証券のクレカ積立は最大3.0%のVポイントが還元される仕様になっており、他社と比べて還元率が高いこともメリットです。
Oliveフレキシブルペイを利用したクレカ積立に興味がある方はぜひ本記事の解説をふまえて、SBI証券の投信積立をOliveフレキシブルペイのクレジットカード決済で利用してみてください。
<参考>
Oliveフレキシブルペイ