個人事業主の方のなかには、少額の請求書でも可能なファクタリングで、資金調達をしたいと考えている方もいることでしょう。
ファクタリングは、まだ回収期限の到来しない売掛金を現金化できる便利なサービスで、主に大口売掛金を持つ法人を対象に提供されるケースが多いです。
しかし、ファクタリング業者のなかには、個人事業主やフリーランスの方の、少額な売掛金の現金化に対応している業者も数多くあります。
本記事では、おすすめの少額ファクタリング業者を10社紹介し、さらに少額ファクタリング業者の選び方や利用の際のコツを解説します。
少額利用できるファクタリング業者おすすめ10選
まずは少額利用できるファクタリング業者のなかから、おすすめの10社を紹介します。
ここで紹介する業者のなかには、最低買取金額が低いのみならず、個人事業主やフリーランスの方にも利用しやすい業者が存在します。
自身に適したファクタリング業者を探す際の参考にしてください。
QuQuMo
QuQuMoは、資本金1,000万円で、東京都池袋に本社を置く、株式会社アクティブサポートが運営するファクタリングサービスです。
QuQuMoの特徴は、オンラインで申し込みから調達までの手続きが可能な点で、来店する必要がありません。
また、申し込みから入金まで最速2時間とスピーディーな点も特徴で、急な資金ニーズにも対応可能です。
QuQuMoのファクタリングは、取引先に連絡が行かない2社間ファクタリングですが、債権譲渡登記の設定は不要で、手続きに時間が掛かりません。
個人事業主でも利用でき、手数料は業界最低水準の1%からとコストを抑えた資金調達が可能です。
ペイトナーファクタリング
ペイトナーファクタリングは、資本金約3億円で、東京都港区に本社を置く、株式会社ペイトナーが運営するファクタリングサービスです。
累計申請件数が20万件を突破しており、非常に多くの方に利用されているファクタリングです。
ペイトナーは70日以内の売掛金なら利用が可能、AIを活用した審査が特徴で、申し込みから最短10分で審査結果がわかるのみならず、着金まで完了します。
2社間ファクタリングの仕組みで運営されるため、取引先にファクタリングを利用していることがわかる恐れもありません。
手数料は10%固定と、金額や売掛先により変わることがないためわかりやすく、安心して利用できます。
labol
labolは、資本金5,000万円で、東京都渋谷区に本社を置く、株式会社ラボルにより運営されるファクタリングサービスです。
labolの申し込みは面談が不要でWeb完結が可能、請求書と本人確認書類、取引を示すエビデンス(メール、チャットなど)があれば申し込みでき、決算書や契約書などの面倒な書類は不要です。
申し込みから最短30分で入金が可能とスピードに優れるのみならず、買取対象が幅広く、独立直後や新規の取引先、あるいは他社で断られた方も利用可能と公式サイトに記載しています。
labolは最低買取額が1万円と少額の資金調達に対応しており、手数料は一律買取額の10%のみで、ほかに費用はかかりません。
日本中小企業金融サポート機構
日本中小企業金融サポート機構は、中小企業の経営者や個人事業主が抱える資金面や経営面の課題解決をサポートする目的を持つ一般社団法人で、東京都の港区にあります。
日本中小企業金融サポート機構は、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2方式を取り扱い、利用者のニーズに応じて適した選択できます。
申し込みは公式サイトの問い合わせフォームもしくは電話から可能で、審査結果は最短30分でわかり、即日の現金化も可能です。
ファクタリングのほかにも、M&Aやリースバックなどのサポートもしているため、総合的な経営サポートを求める個人事業主にも適しています。
PMGファクタリング
PMGファクタリングは、東京都新宿区に本社を置く、PMG株式会社より運営されるファクタリングサービスです。
PMG株式会社は、中小企業の支援を主な業務内容とする会社で、ファクタリングのほかに中小企業向けの財務コンサルティングや販路支援などを提供しています。
PMGファクタリングは申し込みから入金まで、通常は3日ほどとなりますが、申請内容によっては即日の可能性もあります。
利用者の事情にあわせて柔軟に対応すると公式サイトに明記してあるため、資金が急ぎで必要な方は相談してみるのもよいでしょう。
アクセルファクター
アクセルファクターを運営するのは株式会社アクセルファクターで、資本金は約3億円、本社は東京都新宿区にあります。
アクセルファクターのファクタリングサービスは多くの方に利用されており、利用件数11,000件以上、買取申し込み額は350億円以上です。(2023年現在)
新規契約に限り、申し込み日から入金希望日が30日以上の利用者の手数料を1%割引、申し込み日からが60日以上の場合は、手数料が2%割引となる特典もあります。
また、手数料は債権金額100万円までの場合は最大10%、債権金額500万円の場合は5%、1,000までの場合は2%と徐々に低くなります。
えんナビ
えんナビは、資本金1、000万円で、東京都中央区に本社を置く、株式会社インターテックが運営するファクタリングサービスです。
債権買取金額は最低50万円から最高5、000万円まで、個人事業主でも利用できます。
えんナビは24時間365日、土日祝日もスタッフが対応しており、申し込みから最短即日の現金化が可能と、申し込みに関するスピードと柔軟性に優れている点が特徴といえるでしょう。
えんナビは2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2方式に対応しており、用途やスケジュールに応じて方式を選ぶことができます。
PayToday
PayTodayを運営するのは、Dual Life Partners株式会社で、資本金は1,000万円、本社は東京都港区です。
AIを活用した審査が特徴で、すでに累計申し込み額は150億円を突破し、多くの方に利用されています。
個人事業主やフリーランスの方も申し込みできるのみならず、さまざまな業種や開業すぐの方も利用可能な柔軟性も魅力です。
PayToday は、2社間ファクタリングであるため取引先への連絡は不要、手数料は1%から9.5%とわかりやすく明瞭で、安心して利用できます。
FREENANCE
FREENANCEは、GMOクリエイターズネットワーク株式会社が運営するファクタリングサービスで、フリーランスをメインターゲットにしている点が大きな特徴です。
国内大手インターネットグループであるGMOグループに属する会社のため信用力が高く、安心して利用できます。
FREENANCEは、2社間ファクタリングによる仕組みで、申し込みから最短30分で審査、即日の現金化が可能で、手数料は3%から10%です。
ファクタリングのほかにフリーランスが仕事上で必要となる損害賠償に関する保険や所得に関する保険などのサービスも提供しています。
バイオン
バイオンを運営する株式会社バイオンは資本金5,000万円、東京都千代田区に本社を置く会社です。
バイオンの特徴は、独自のAIを活用したスピード感のある審査です。来店や面談の必要はなく、オンラインで必要書類をアップロードすると、最短60分で審査が完了します。
2社間ファクタリングであるため取引先への通知や登記は不要で、手数料が一律10%と明確なため安心して利用できます。
個人事業主やフリーランスの方も大歓迎と公式サイトに明記してあり、最低買取金額も5万円からと、少額買取に対応している点も大きな特徴です。
少額利用する際のファクタリング業者の選び方
ここからは少額利用する際のファクタリング業者の選び方を解説します。
ファクタリング業者を選ぶ際に注意したい点は、次の5点です。
- 買取下限額がいくらか
- 個人事業主・フリーランスも対象か
- オンラインで完結できるか
- 債権譲渡登記が不要か
- 即日で入金されるか
買取下限額がいくらか
少額のファクタリングを検討する際には、業者の買取下限額を確認する必要があります。
買取下限額とは、ファクタリング業者が買い取る売掛債権の最低金額のことで、業者により異なり、数万円~数百万円と幅があります。
法人を対象としている業者の場合、100万円以上と高額になる傾向があり、少額では利用できません。
一方で、個人事業主やフリーランスを対象とする業者の場合、買取下限額が1万円と少額なケースや、下限額なしをうたうケースなども存在します。
個人事業主やフリーランスの方は、買取を希望する額が少額になる傾向があるため、自身の売掛債権額に見合った下限額を設定している業者を選ぶことが大切です。
個人事業主・フリーランスも対象か
ファクタリング業者が、個人事業主やフリーランスの請求書を対象としているかも、確認すべき事項です。
すべての業者が個人事業主やフリーランスに対応しているわけではなく、法人と比べて小規模な取引が多い個人事業主やフリーランスは、利用対象外とされるケースも少なくありません。
そのため、ファクタリング業者を選ぶ際は、個人事業主やフリーランスへの対応可否を必ず確認しましょう。
オンラインで完結できるか
ファクタリングを検討する上では、手続きがオンラインで完結できるかも大切なポイントです。
従来のファクタリングでは、契約手続きや必要書類の提出などで対面でのやり取りが必要な場合が多く、時間と手間がかかりました。
しかし、近年ではオンラインで完結できるファクタリングサービスが増加しており、自宅やオフィスにいながらスピーディーに手続きを進められます。
オンライン完結型のサービスでは、WEBサイトやアプリから申し込みをおこない、必要書類をアップロードするのみで手続きが完了する場合もあります。
審査結果もオンラインで通知されるため、迅速な資金調達が可能です。
オンライン完結型のサービスは、時間や場所にとらわれず、自身の都合にあわせて手続きを進められるため、忙しい方でもスムーズに利用できます。
債権譲渡登記が不要か
ファクタリングを利用する際、債権譲渡登記が不要かどうかは、資金調達までのスピードを左右する重要な要素です。
債権譲渡登記とは、売掛債権を譲渡したことを法務局に登録する手続きのことです。
債権譲渡登記手続きには、通常数週間かかるため、資金調達を急ぐ場合には大きなデメリットとなります。
3社間ファクタリングの場合、直接売掛先に債権譲渡の通知と承諾を得ることで、登記なしでも法的効力を担保し、債権譲渡登記が不要なケースが多いです。
一方、2社間ファクタリングでは債権譲渡登記が必要となるケースが一般的ですが、少額の取引のように登記が不要な場合もあります。
ファクタリング業者を選ぶ際は、自身の状況にあわせて、債権譲渡登記の要否を確認しましょう。
即日で入金されるか
即日で入金されるかどうかも、ファクタリング業者選びの決め手となるでしょう。
規模の大小にかかわらず、資金調達が緊急で必要となるケースは多く、個人事業主やフリーランスには、審査から入金までのスピードは非常に重要な要素です。
ファクタリング業者の入金スピードは、最短即日の場合もあれば数日から数週間かかることもあり、さまざまです。
とくに、最近ではオンラインで完結するサービスや、AIを活用した審査システムを導入している業者が、スピーディーな入金に対応している傾向があります。
業者の公式サイトで、資金化までのスピードをよく確認し、必要なときに資金が受け取れるようにしましょう。
少額ファクタリングで資金調達するコツ
次に少額ファクタリングで資金調達するコツを紹介します。
少額ファクタリングを利用する際には、次の5点を意識して実行すると、スムーズに資金調達できる可能性が高まるでしょう。
- 信用力の高い売掛債権で申し込む
- 複数の少額売掛債権を合算する
- 同一のファクタリング業者を利用する
- 2社間ファクタリングで契約する
- 必要書類を事前に準備する
信用力の高い売掛債権で申し込む
ファクタリングで資金調達する際には、できる限り信用力の高い売掛債権で申し込むことが大切です。
売掛先の信用力が高いほど、ファクタリング業者が売掛債権を買い取る際のリスクが低くなり、審査において有利に働きます。
具体的には、上場企業や大手企業、公的機関など、知名度や実績のある企業の売掛債権は、回収リスクが低いため、審査通過率も高くなる傾向にあります。
一方、経営状態が不安定な企業や、新規取引先の売掛債権は、審査に通りにくい可能性があるでしょう。
売掛先の財務状況や業績、過去の取引実績などを確認し、できる限り信用力の高い売掛債権で申し込むように心掛けましょう。
複数の少額売掛債権を合算する
複数の少額売掛債権を合算して申し込むことも、ファクタリングを利用する際のコツです。
ファクタリングは、まとまった金額の売掛債権の方が審査に通りやすい傾向があります。
そのため、少額の売掛債権を複数持つ場合は、合算して申し込むことで審査通過率を高められるかもしれません。
また、少額の売掛債権を個別に申し込むよりも、合算するとファクタリング業者の作業効率が高まるため、手数料を抑えられる可能性もあります。
同一のファクタリング業者を利用する
ファクタリングを何度も利用するときには、同一のファクタリング業者を選ぶことも重要です。
同じファクタリング業者を繰り返し利用すると、信頼関係を築くことができ、2回目以降の利用がスムーズに進みやすくなります。
初回の利用時には、審査や手続きに時間がかかることも考えられます。しかし、2回目以降は過去の利用実績や取引状況を考慮してもらえるため、審査が簡略化されたり、スピーディーに進んだりする可能性もあるでしょう。
また、同一の業者を利用すると、担当者とのコミュニケーションも円滑になり、不明点や相談事にも迅速に対応してもらえる可能性があります。
2社間ファクタリングで契約する
少額の資金調達を急ぐ場合は、2社間ファクタリングが適していると考えられます。
2社間ファクタリングは、利用者とファクタリング業者の間のみで取引が完結する方式です。
売掛先にファクタリングの利用を承認してもらう必要がないため、スピーディーに資金調達でき、手続きも比較的シンプルに進められます。
ただし、2社間ファクタリングは、ファクタリング会社が売掛債権の回収リスクを負うことになるため、手数料が高めに設定される傾向があることは認識しておきましょう。
必要書類を事前に準備する
ファクタリングを申し込む際には、必要書類の事前準備も大切です。
一般的に個人事業主やフリーランスがファクタリングを申し込む際に必要な書類は、次の3点になります。
- 売掛債権の請求書
- 通帳のコピー
- 本人確認書類
まず、売掛債権の存在を証明する書類として、請求書は必須です。
加えて、売り掛け先との取引の有無や事業の継続性を示すための預金通帳のコピーと、本人確認書類として運転免許証やパスポートなどの身分証明書も必要です。
さらにファクタリング業者のなかには、決算書や確定申告書などの財務状況を示す書類や、印鑑証明書などを求める業者もあります。
必要書類は、ファクタリング会社により異なるため、事前に公式サイトや窓口で確認し、不足がないように準備しておきましょう。
少額ファクタリングを利用する際の注意点
少額ファクタリングは、個人事業主やフリーランスの方には非常に便利な資金調達手段ですが、注意して利用しないと後悔する恐れもあります。
続いて、少額ファクタリングを利用する際の注意点を、次の通り4点説明します。
- 少額ほど手数料が高くなる
- 審査がない業者は利用しない
- 少額すぎると審査に落ちる場合がある
- 請求書のみでの利用は難しい
少額ほど手数料が高くなる
一般的に、ファクタリングの手数料は売掛債権の金額に対して、10%や20%のような一定の割合で設定されますが、少額のファクタリングほど手数料率が高くなる傾向があります。
ファクタリング会社が少額の売掛債権を扱う場合、大きな金額の案件と比較して、審査や手続きにかかるコストが割高になるためです。
100万円の売掛債権と10万円の売掛債権では、審査や手続きにかかる手間はそれほど変わりません。
しかし、手数料率が同じであれば、ファクタリング会社が得られる利益は100万円の売掛債権の方が大きくなります。
そのため、ファクタリング業者は、少額の売掛債権を扱う場合、手数料率を高く設定して利益を確保しようとします。
契約前に、必ず手数料の詳細を確認し、いくらの費用がかかるのかを把握するようにしましょう。
審査がない業者は利用しない
審査がないと宣伝するファクタリング業者は、利用しないようにしましょう。
ファクタリングは、売掛債権を買い取る金融取引であり、審査なしで債権を買い取る行為は、ビジネスの原理から考えるとありえません。
審査がない場合、業者が利用者の信用力や売掛債権の質を確認しておらず、ファクタリングによる利益とは別の目的を持つ悪質な業者である危険性もあります。
安易に利用すると、高額な手数料を請求される、あるいは関係者が違法な取り立てを受けるなど、トラブルに巻き込まれる恐れも否定できません。
審査なしの言葉が魅力的に見えてしまうこともありますが、安全にファクタリングを利用するためには、きちんと審査をする業者を選びましょう。
少額すぎると審査に落ちる場合がある
ファクタリングでは、売掛債権の金額が少額過ぎると、審査に落ちる場合があるため注意が必要です。
少額の売掛債権を扱う場合、審査や手続きにかかるコストに見合わないと判断するファクタリング業者が存在するためです。
ファクタリング業者は、売掛債権を買い取った後、売掛先から代金を回収して利益を得ます。
しかし、少額すぎると回収できる金額が少なく利益がほとんど残らないケースもあるため、一定の金額以上の売掛債権でなければ、審査に通さないことがあります。
複数の少額売掛債権を合算して申し込めば審査通過率を高めることができるため、ぜひ試してみてください。
請求書のみでの利用は難しい
ファクタリングを利用する際、請求書は必須の書類ですが、請求書のみで利用できることは稀です。
ファクタリング利用の際には、取引の正当性や売掛先の信用力を総合的に判断するため、請求書以外の書類も必要となります。
通常、請求書と同時に必要となる書類は、預金通帳のコピーです。
契約書や発注書、納品書など、取引の経緯や内容を詳細に確認するための書類が必要となるファクタリング業者もあります。
さらに、本人確認書類として、運転免許証やパスポートなどの身分証明書も必要です。
これらは、申し込み者が実在する人物であることを確認するための書類であり、不正利用を防ぐ目的があります。
少額ファクタリングに審査に落ちた場合の対処法
ファクタリング業者の審査は、必ず通過できるわけではありません。
ここでは、少額ファクタリングで審査に落ちた場合の対処法を、次のとおり2点解説します。
- 3社間ファクタリングで申し込む
- 審査通過率を確認する
3社間ファクタリングで申し込む
少額ファクタリングで審査に落ちてしまった場合、3社間ファクタリングでの申し込みを検討してみましょう。
3社間ファクタリングは、2社間ファクタリングと比べて審査に通過しやすい傾向があります。
2社間ファクタリングでは、利用者の事業の安定性と売掛先の信用力が重視されますが、3社間ファクタリングでは、売掛先の信用力の比重が高くなります。
利用者のビジネス規模が小さくて少額ファクタリングの審査に落ちたとしても、売掛先の信用力が高ければ、3社間ファクタリングの審査に通過できる可能性があるでしょう。
ただし、3社間ファクタリングは、売掛先にファクタリングの利用を通知する必要があるため、2社間ファクタリングよりも手続きに時間がかかる傾向があります。
また、売掛先の承諾を得られなければ、利用できないデメリットもあるため注意してください。
審査通過率を確認する
ファクタリング業者の審査通過率も、確認すべき重要な項目です。
審査通過率は、業者がどのくらいの割合で申し込みを承認しているかを示す指標であり、審査通過の可能性をある予測する材料となります。
一般的に、審査通過率が高い業者は、審査基準が比較的緩やかな可能性があるでしょう。
審査通過率は、ファクタリング業者の公式サイトやファクタリングの比較サイトなどで調べられます。
ただし、審査通過率が高くとも、必ずしも審査に通るとは限りません。
利用者や信用力や売掛債権の質など、さまざまな要素が審査に影響するため、審査通過率のみに頼ることはやめましょう。
少額ファクタリングに関するよくある質問
最後に少額ファクタリングに関するよくある質問と回答を紹介します。
質問として取り上げるのは、次の3点です。
- 他社利用中に別のファクタリング業者に申し込みしてもよい?
- 絶対に審査に通過できる業者はある?
- 売掛先が個人でも大丈夫?
他社利用中に別のファクタリング業者に申し込みしてもよい?
結論からいえば、他社利用中に別のファクタリング業者に申し込むことは可能です。
ファクタリングは売掛債権ごとに結ばれる契約であり、複数の業者を利用しても問題はありません。
ただし、同じ売掛債権を複数のファクタリング業者に申し込むことはできません。
これは二重譲渡にあたるため、契約違反となり、法的トラブルに発展する恐れがあります。
別のファクタリング業者に申し込む場合は、まだファクタリングしていない売掛債権を用意してください。
絶対に審査に通過できる業者はある?
残念ながら、絶対に審査に通過できるファクタリング業者は存在しません。
ファクタリング業者すべて独自の審査基準を設けています。
審査なしを宣伝する業者もありますが、前述の通り法令遵守の観点から問題がある可能性があるため、利用しないようにしましょう。
なお、審査基準は業者により異なるため、ある業者で審査に落ちたとしても、別の業者では審査に通る可能性もあります。
そのため、業者の公式サイトやファクタリング情報サイトを参考に、複数の業者を比較検討し、自身に合った業者を選ぶことが重要です。
売掛先が個人でも大丈夫?
売掛先が、法人ではなく個人事業主やフリーランスのような個人の場合でも、利用できるファクタリング業者は存在します。
ただし、すべての業者が個人の売掛先を、対象売掛債権として認めているわけではありません。
一般的に、ファクタリング会社は、売掛先の信用力を重視します。個人事業主やフリーランスは法人と比べて信用情報が少ないため、審査基準が厳しくなる傾向があります。
そのため、売掛先が個人でも利用できる業者を選ぶことが重要です。
まとめ
売掛金を現金化できるサービスであるファクタリングは、主に法人を対象としてサービスを提供しているため、ある程度まとまった額でないと利用できません。
しかし、なかには売掛額が少額でも現金化に対応している業者も数多くあります。
少額のファクタリングをおこなう場合には、最低買取金額の確認はもちろん、オンラインで手続きが完結するか、あるいは即日現金化が可能かなど、注意すべき点がいくつかあります。
本記事では、おすすめの少額ファクタリング業者を10社紹介し、少額ファクタリング業者の選び方や利用の際のコツを解説しました。
少額のファクタリングに興味のある方は参考にしてください。