カードローンは大きく分けて銀行カードローンと消費者金融カードローンの2種類があります。
銀行カードローンは消費者金融カードローンと比べて金利が低く、銀行から借入するため安心感があります。
しかし、さまざまなカードローンがあり、どのサービスを選べばよいのかわからない方も多いでしょう。
本記事ではカードローンの利用を検討している方に向けて、人気の高い銀行カードローンを15種類厳選し、それぞれについて詳しく解説します。
選び方や、メリットとデメリットも解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
【最新】銀行カードローンのおすすめ人気ランキング15選
まず、人気の高い銀行カードローンを15種類解説します。
銀行ごとに金利やサービスが異なるため、借入を申し込む前に十分に検討しましょう。
楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローンは入会のみで1,000ポイントの楽天ポイントがもらえるほか、条件達成でさらに1,000ポイントが付与されます。
申し込みはスマートフォンで完結し、書類の記入や印鑑は一切必要ありません。
金利は年1.9%~14.5%で最大限度額は800万円まで選択でき、楽天会員のランクに応じて審査が優遇されます。(※一部例外あり)
楽天銀行の口座がなくても申し込めますが、登録口座を楽天銀行にすれば24時間365日即時振込みが可能です。
また楽天会員なら入力項目を減らせるため、より手軽に申し込めます。
さらにローソン銀行やセブン銀行など最寄りのコンビニATMが利用でき、手数料も無料です。※例外あり
東京スター銀行カードローン
スマートフォンがあればWebで融資を受けられるカードローンです。
アプリやネットバンキングが利用でき、手続きのために来店する必要はありません。
限度額は最大1,000万円で、ローン残高が10万円以下なら月々2,000円から返済できます。
また、金利も年率1.5%~14.6%と低めで、初めての利用ならカードローンの契約日から30日間は利息が無料になるため、総返済額を抑えたい方にもおすすめです。
さらに、自動融資サービスがあるスターカードローンαなら、返済用預金口座が残高不足でも、不足分は自動で融資されます。
住信SBIネット銀行カードローン
住信SBI銀行のカードローンはオリコン顧客満足度®ランキングで、4年連続総合1位を獲得しました。
スマートフォンのアプリから借入でき、手数料もかかりません。
24時間365日手続きが可能で、普通預金口座もカードローンと同時に申し込みができます。
金利は年率2.49%~14.79%で、SBI証券口座を保有していれば年0.5%、JCBのミライノカードの引き落とし口座を住信SBIネット銀行に設定していると更に年0.1%の優遇金利があります。
コンビニATMで返済できるため、住信SBIネット銀行をメインバンクにしている方は検討してみてください。
三井住友銀行カードローン
三井住友銀行カードローンは返済日が5日、15日、25日、月末の4つから選択できるため、ライフスタイルに合わせてスムーズに返済できます。
三井住友銀行の口座がなくても申し込みでき、カードレスの借入、返済が可能です。
また口座を保有している方はキャッシュカードで借入できます。
金利は1.5%~14.5%で限度額は10万円~800万円です。
全国にある三井住友銀行ATM以外にも、提携しているイーネットATMやローソン銀行ATM、セブン銀行ATMが利用でき、カードによる取引の場合は手数料もかかりません。
メガバンクならではの安定感や使いやすさを求める方は、三井住友銀行カードローンを検討してみてください。
みずほ銀行カードローン
みずほ銀行は、住宅ローンを契約中だと金利がお得になります。
通常の金利は利用限度額に応じて年2.0%~14.0%ですが、住宅ローン契約中の方は年1.5%~13.5%で利用できます。
メガバンクのなかでも金利が抑えられており、利用限度額も最大800万円のため大きなお金を借入する際にも便利でしょう。
パソコンやスマートフォンからは24時間申し込みでき、最短で当日に審査結果が届きます。
借入や返済は、みずほ銀行のATMやインターネットバンキングである「みずほダイレクト」が便利なため、みずほ銀行をメインバンクにしている方に最適です。
三菱UFJ銀行カードローン
三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックは、バンクイックカードで三菱UFJ銀行のATMやセブン銀行ATM、ローソン銀行ATMなどから借入と返済ができます。
ATMの手数料は無料で、三菱UFJ銀行の口座がなくても申し込み可能です。
金利は年1.8%~14.6%、最大限度額は500万円ですが月々1,000円の少額返済にも対応しています※1。
返済日も35日ごとの返済、もしくは1日~31日のなかから毎月の返済日を自由に設定できるため、ライフスタイルに合わせて返済しやすいでしょう。
また、返済期日の3営業日前にメールが届くといったサポートも充実しています。
※1:毎回ご返済いただく最小の返済額です。お借入利率(金利)によって返済額が異なります。
横浜銀行カードローン
横浜銀行は神奈川県を中心に展開する日本最大級の地方銀行です。
返済用の口座がWebで開設できるため、神奈川県に在住の方はもちろん、県外の方でもカードローンに申し込めます。
金利は年1.5%~14.6%ですが、最大1,000万円まで融資が可能です。
また、リボ払いやほかのローンとのおまとめにも対応しており、利便性が高いカードローンといえるでしょう。
横浜銀行ATM以外に最寄りのコンビニATMで借入や返済ができ、手数料はかかりません。
ローンカードが届く前に融資が受けられるため、急いでお金が必要な際にも便利です。
千葉銀行 ちばぎんカードローン
千葉銀行は千葉県千葉市中央区に本店がある地方銀行で、カードローンは原則として千葉県、東京都、茨城県、埼玉県、神奈川県(横浜市・川崎市)に住む方が対象です。
千葉銀行の普通預金口座を保有していれば、申し込みから契約までWebで手続きが完結します。
金利は年1.4%~14.8%で、限度額の範囲内なら1円から何度でも借入が可能です。
借入を急ぐ場合は、カードが手元に届く前でも契約と同時に入金可能なカードローン入金サービスを利用しましょう。
ただし、利用するATMや時間帯によって手数料が発生したり、一部サービスの休止の時間帯があるため注意してください。
auじぶん銀行カードローン
auじぶん銀行はKDDIと三菱UFJ銀行が共同出資したネット銀行で、au IDを持つ方なら金利が最大年0.5%優遇されます。
スマートフォンから24時間いつでも申し込みでき、口座開設も必要ありません。
金利は年1.48%~17.5%と高めですが、借入残高が10万円以下なら月々1,000円から返済できます。
また、すでに他社で借入している場合、最大800万円まで借り換えが可能です。
金利によっては、毎回の返済額が軽減できるかもしれません。
auじぶん銀行カードローンなら三菱UFJ銀行ATMやセブン銀行ATMなど全国にあるATMが手数料無料で利用できるため、最寄りのコンビニで借入や返済がしたい方には使いやすいでしょう。
りそな銀行カードローン
りそな銀行カードローンは、スマートフォンがあれば誰でも申し込めるカードローンです。
りそな銀行の口座がある方は、入力項目が最低限で済むアプリを利用しましょう。
アプリならローンの利用状況と同時に口座残高も確認でき、返済日の前には通知が届きます。
また、りそな銀行カードローンの金利は年1.99%~13.5%と上限が低めです。
無理なく返済を続けたい方はりそな銀行カードローンを検討してみましょう。
さらに、月中平均残高10万円以上でりそなクラブポイントが付与され、貯まったポイントはさまざまなポイントなどに交換できるほか、キャッシュバックも可能です。
セブン銀行カードローン
セブン銀行カードローンは、最短で翌日に借入が可能なカードローンです。
スマホで手続きが完結するため、スマートフォンがあれば簡単に申し込めます。
すぐにお金が必要な方はアプリでキャッシュカードが届く前に借入や返済ができます。
ただしローンサービスを利用できるのは、セブン銀行の口座を保有する方のみです。
金利は年12.0%~15.0%と高めで無利息期間はなく、利用限度額も300万円と低いため高額融資には不向きでしょう。
イオン銀行カードローン
イオン銀行カードローンは申し込みから契約までWebで完結でき、前月末の借入残高が3万円以下なら約定返済額は1,000円に抑えられます。
配偶者に安定した収入があれば、専業主婦でも申し込みが可能です。
審査終了後にカードが届くまで約5日かかりますが、イオン銀行の普通預金口座を保有している方は口座への振込融資が利用できます。
ただし、イオン銀行の口座がない場合は5日以上かかる可能性が高いため、余裕を持って申し込みましょう。
金利も年3.8%~13.8%と低めで、利息の負担を軽減できるでしょう。
ソニー銀行カードローン
ソニー銀行はカードローンの申し込みと口座開設が同時にできます。
金利は年2.5%~13.8%で、限度額100万円以上では10%未満と低めの設定です。
利用明細はWebで確認でき、自宅に郵送物として届くことはありません。
ただし、審査後に専用ローンカードが郵送されるため、周囲に知られたくない方は注意しましょう。
急ぎの場合は、初回振込サービスを利用するとローンカードが届く前に借入できます。
優遇プログラム ClubSのステージによって無料で借入できる回数が異なり、無料回数を超えると1回110円(税込)の手数料が必要です。
PayPay銀行カードローン
PayPay銀行カードローンは、新規契約のみで現金1,500円がもらえるカードローンです。
また、銀行カードローンには珍しい無利息期間があり、初回借入から30日間は利息がかかりません。
スマートフォンなら最短3分で申し込みが完了し、口座がある方は仮審査結果が最短60分で届きます※2。
金利は年1.59%~18.0%で、配偶者に安定した収入があれば専業主婦でも申し込みが可能です。
また、スマートフォンアプリや公式サイトなら24時間365日すぐに借入できます。
※2:審査結果のご連絡は、原則として平日の営業時間内となります。
※2:仮審査結果のご連絡後、本審査がございます。
※2:お申込内容、混雑状況により60分以上お時間がかかる場合がございます。
※2:お断りのご連絡もあわせた数値です。
十八親和銀行カードローン
十八親和銀行は長崎県の地方銀行で、ふくおかフィナンシャルグループの子会社です。
契約までWebで完結するため、全国からカードローンに申し込めます。
満20歳以上満70歳未満まで利用でき、金利は年2.0%~14.6%です。
借入金の用途は自由で、ほかのローンのおまとめにも利用できます。
限度額が最大800万円なため、高額融資を希望する方は利用を検討してみましょう。
十八親和銀行ATMが近くにない場合はゆうちょ銀行ATMやセブン銀行ATM、ローソン銀行ATMを利用しましょう。
銀行カードローンおすすめ人気ランキングの金利を比較!
銀行カードローンの魅力のひとつに、金利が低い点があげられます。だからこそ、金利に関心を持っている方は多いのではないでしょうか。
そこで、先ほど紹介した銀行カードローンの金利を比較できる表を作成しました。
カードローン名 | 下限 金利(実質年率) | 上限金利(実質年率) |
楽天銀行スーパーローン | 1.9% | 14.5% |
---|---|---|
東京スター銀行カードローン | 1.5% | 14.6% |
住信SBIネット銀行カードローン | 2.49% | 14.79% |
三井住友銀行カードローン | 1.5% | 14.5% |
みずほ銀行カードローン | 2.0% | 14.0% |
三菱UFJ銀行カードローンバンクイック | 1.8% | 14.6% |
横浜銀行カードローン | 1.5% | 14.6% |
ちばぎんカードローン | 1.4% | 14.8% |
auじぶん銀行カードローン | 1.48% | 17.5% |
りそな銀行カードローン | 1.99% | 13.5% |
セブン銀行カードローン | 12.0% | 15.0% |
イオン銀行カードローン | 3.8% | 13.8% |
ソニー銀行カードローン | 2.5% | 13.8% |
PayPay銀行カードローン | 1.59% | 18.0% |
十八親和銀行カードローン | 2.0% | 14.6% |
契約直後の金利は、上限金利が適用されます。そのため、銀行カードローンを選ぶ際は、上限金利に注目することが大切です。
上限金利がもっとも低いのは、りそな銀行カードローンの13.5%でした。次に、イオン銀行カードローン、ソニー銀行カードローンの13.8%が続きます。
一番多いのは14%台の金利で、みずほ銀行カードローン、三井住友銀行カードローン、楽天銀行スーパーローンなどがありました。
金利だけで選ぶならばりそな銀行カードローンがおすすめですが、りそな銀行のATM以外で借り入れ・返済をすると手数料が発生することがあります。
そのため、ATM手数料を払いたくない場合はおすすめできません。銀行カードローンにはそれぞれ特徴があるため、自身のニーズに合うものを選ぶことが大切です。
なお、銀行カードローン以外にも低金利が魅力の商品は多数あります。低金利のカードローンについては次の記事でも詳しく解説しているため、参考にしてください。
おすすめ銀行カードローンの選び方
ここからは、銀行カードローンの選び方を5つのポイントに分けて解説します。「メインバンクの口座を利用できるか」「金利は納得できるか」など、さまざまな視点から自身に合った銀行カードローンを選びましょう。
メインバンク口座を活用できるか
まずは自身のメインバンクがカードローンを提供しているか確認してみましょう。
すでに口座を持っている場合、新規の口座開設手続きが不要となるほか、審査が優遇される可能性もあります。
銀行のキャッシュカードがそのままカードローンの借入や返済に利用できることも多く、周囲に知られにくい点もメリットです。
また、口座があると申し込みから融資までWebで完結するサービスが利用できるかもしれません。
利便性の高さを考慮すると、メインバンクのカードローンが最も適しているといえるでしょう。
上限金利の低さ
消費者金融と比べて銀行カードローンは、金利が低めに設定されています。金利が低いほど返済総額も減るため、借入の前に必ず確認しましょう。
借入金額が決まったら、候補の銀行カードローンで上限金利を比較してみましょう。低金利のカードローンについては、次の記事で解説しているため参考にしてください。
借入や返済の利便性
借入や返済をスムーズにするためにも、利便性は重要なポイントです。
実際に借入する際は銀行もしくは提携のATM、ネット振込といった方法があります。
ネットバンキングに対応していれば、ATMに出向く必要はありません。
忙しい方にとって移動の手間が省けるのは大きなメリットでしょう。
また、セブンイレブンやローソンといったコンビニのATMが利用できる場合も便利です。
自身のライフスタイルに合わせて、利便性が高い銀行カードローンを選んでください。
審査や融資のスピード
銀行カードローンは消費者金融カードローンに比べて審査や融資に時間がかかります。
安定感や金利の低さは魅力的ですが、即日融資を受けたい方にはデメリットになるでしょう。
必要なタイミングで借入できるよう、あらかじめ審査や融資のスピードを比較しておくと安心です。
また、金利は高くなりますが即日融資を希望する場合は、消費者金融カードローンも検討してみましょう。即日融資ができるカードローンについては、次の記事で詳しく解説しているため、参考にしてください。
周囲に知られないための配慮があるか
銀行カードローンに申し込むと、申し込みや契約後に、職場への電話連絡が来たり、郵送物が送られて来たりすることがあります。
職場への電話連絡、郵送物が自宅に届くなどが原因でカードローンの利用がバレるケースは少なくありません。そのため、利用する銀行カードローンを選ぶ際は、周囲に知られないための配慮があるものを選びましょう。
具体的には、「銀行名を出さずに個人名で在籍確認の電話連絡をおこなうカードローンを選ぶ」「郵送物なしのカードローンを選ぶ」などが挙げられます。
家族や職場など、誰にもバレずに利用できる可能性があるカードローンについては、次の記事でも解説しているため、参考にしてください。
銀行カードローンの4つのメリット
カードローンと聞くと、真っ先に消費者金融カードローンを思い浮かべる方も多いでしょう。
銀行カードローンは業務内容が同じでも、消費者金融カードローンにはないさまざまなメリットがあります。
カードローン選びに迷っているなら、まずはメリットを比較してみましょう。
銀行カードローンのメリットは、次の4つです。
安心の金利を提供
銀行カードローンは消費者金融カードローンに比べ、金利が低めです。
たとえば、消費者金融のプロミスの金利は年4.5~17.8%ですが、三菱UFJ銀行カードローンの金利は年1.8~14.6%に抑えられています。
初めて融資を受ける場合は最大金利が適応されることが一般的です。
0.1%の金利差でも借入金額と返済期間によっては総返済額に大きな違いが出るでしょう。
総返済額を減らしたいなら、少しでも金利が低いカードローンを選びましょう。
利息を抑えたい方にとっては銀行カードローンの方が消費者金融カードローンよりも適しているといえます。
提携ATMなら利用手数料を節約可能
銀行カードローンの場合、多くはキャッシュカードをカードローン用のカードとして併用できます。
さらに、自社、もしくは提携しているATMなら利用手数料もかかりません。
手数料は数百円程度と高くはありませんが、何度も利用する方は積み重なり、利息以外にも多くの金額を支払うことになります。
また、最寄りのコンビニATMでお金を借りられるカードローンを選べば、銀行に出向く手間も不要です。
提携ATMを活用して、時間とお金を上手に節約しましょう。
銀行からの融資のため安心
カードローンは怪しい、不安だと考える方も多いでしょう。
しかし、知名度があるメガバンクや安定している地方銀行が提供しているカードローンなら、安心して融資を受けられます。
普段から利用しているメインバンクなら、抵抗感も少なくスムーズに借入や返済ができるでしょう。
消費者に対する調査でも、銀行カードローンを選んだ理由として「信頼できるから」が70.3%、「安心感があるから」が61.4%でした。
銀行カードローンは初心者から借り慣れている方まで幅広い方が利用できるカードローンといえるでしょう。
専業主婦でも利用できる可能性がある
銀行カードローンは貸金業法の対象外であるため、専業主婦でも利用できる可能性があります。
貸金業法とは、クレジットカード会社や消費者金融をはじめとする貸金業者が貸付をする際に守らなければならない法律のことです。
貸金業法には、年収の3分の1を超える貸付をすることを禁じる総量規制というルールがあるため、収入がない方は消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシングを利用できません。
一方、銀行カードローンは貸金業法の対象外なので、収入がない専業主婦でも利用できる可能性があります。
ただし、多くの銀行カードローンが配偶者に収入があることを条件としていることは認識しておきましょう。場合によっては、配偶者の許可がなければ申し込めないことがあります。
なお、「配偶者貸付に対応している銀行カードローンを利用すれば専業主婦でも借りられる」という説明を見ることがありますが、この認識は誤りです。
配偶者貸付は、総量規制の例外として設けられている項目です。貸金業法が適用されない銀行カードローンには、そもそも関係ありません。
銀行カードローンの4つのデメリット
銀行カードローンにはメリットと同時にデメリットもあります。
安易に借りて後悔する前に、デメリットも理解しておきましょう。
即日融資に不向き
申し込みから借入まで1日で終わる即日融資は、すぐにお金が必要な方にとって便利なサービスです。
しかし、銀行カードローンは信用調査機関や警察庁のデータベースにアクセスし、申し込み者の信用情報を確認しています。
審査に時間がかかるため、即日融資はほぼ受けられません。
融資を受けるまで最短でも2~3日、申し込み数が多かったり信用情報に問題があるといった場合は更に日数が必要です。
銀行カードローンを利用する際は、余裕を持って申し込みましょう。
即日融資を希望する方は、消費者金融カードローンを検討してみましょう。
返済日の自由度が低い
銀行カードローンの返済日は銀行が指定した日に限られます。
自身の都合で返済日を選べないため、自由度が低く、デメリットになる場合もあるでしょう。
一方、消費者金融カードローンは返済日を任意で設定する、もしくは候補日から選べるケースが多いです。
たとえば、アコムで35日ごとか自身で希望した指定日を返済日として設定できます。
給料日やほかの返済日などライフスタイルに合わせて設定できれば、返済もスムーズできるでしょう。
無利息期間がない傾向にある
無利息期間とは、利息が発生せずに借入が可能な期間です。無利息期間があると、期間中の追加の借り入れも無利息になるほか、返済はすべて元金に充てられます。
期間中に返済できる場合は利息負担なしで借りられるためお得ですが、銀行カードローンには無利息期間がない傾向にあります。
消費者金融のカードローンでは無利息期間が定められていることが多く、最大で30日間は利息がかからないことが一般的です。
利息を払わずにカードローンを利用したい方は、無利息期間がある消費者金融のカードローンを検討しましょう。詳細については、次の記事を参考にしてください。
審査の難易度が高い
銀行カードローンの場合、消費者金融カードローンよりも審査難易度が高い傾向にあります。
大前提として、融資を受けるためには定期的かつ安定した収入が必要です。
また、審査を受ける際に年収や住所、勤務先などの情報と免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類も提出しなくてはいけません。
50万円借入する場合は収入を証明する源泉徴収票や給与明細書、確定申告書も準備しましょう。
詳しい審査条件は明らかにされていませんが、借入可能か不安な方は公式サイトにある借入診断の利用もおすすめです。
銀行カードローンの主な審査基準
銀行カードローンの詳細な審査基準は開示されていません。
しかし、審査に通るために最低限満たすべき基準があります。
融資を申し込む前に、次の4つの基準を満たしているか確認しましょう。
継続して安定収入があるか
銀行カードローンを申し込めるのは、継続して安定収入がある方のみです。
安定収入とは毎月の継続した一定の収入を指します。
無職の方や専業主婦の場合は審査を通過できないでしょう。
安定収入がある方とは会社員はもちろん、毎月給料を得ているパートやアルバイトも含まれます。
非正規雇用でも仕事を続けていれば心配ありません。
一部の銀行カードローンでは、配偶者に安定した収入がある場合は主婦の方でも借入ができる場合があるため、条件を確認してみましょう。
保証会社の保証を受けられる
銀行カードローンで借入するためには、保証会社の保証を受けられることが条件です。
保証会社とは返済が滞った際に代わりに返済の義務を負う会社です。
保証会社は利用者から保証料を受け取り、返済が滞ると金融機関に弁済金を支払います。
ただし、保証会社が立て替えても、利用者の返済義務はなくなりません。
保証会社の審査はカードローンと同時に通過する必要ありますが、審査基準は銀行と異なります。
保証会社の審査を通過すれば、返済能力が認められたといえるでしょう。
他社の借入件数や残高
銀行カードローン以外に他社から借入している場合は審査に通過しにくくなります。
銀行カードローンは総量規制がありませんが、残高が多い方は信用度が下がるため審査に通りません。
まだ借入していない場合でも、すでにほかのカードローンに申し込んでいると審査に落ちる可能性が高くなります。
他社から借入している方は、完済してから銀行カードローンに申し込む方が安心です。
申し込み年齢を満たしているか
カードローンには年齢制限があり、原則として申し込み者の年齢が満20歳以上でなければ審査に通過できません。
2022年4月に成人年齢が引き下げられたことで18歳から利用できるカードローンもありますが安易な借入は止めましょう。
また、年齢制限には上限もあり、一般的に銀行カードローンは65歳以下に設定されています。
利用中に上限年齢に達すると追加の借入や契約の更新ができないため注意が必要です。
ただし、銀行カードローンによって年齢制限は異なるため、事前に確認しておきましょう。
審査が甘い銀行カードローンはある?
審査が甘い銀行カードローンはありません。審査を甘くすれば、自身の経営に影響を及ぼす危険性があるからです。
銀行カードローンは、利用者にお金を貸し、返済時に利息とともに返済額を受け取ります。つまり、利息を受け取れなければ利益を得ることができません。
審査を甘くすれば、借りたお金を返せない方が増加する恐れがあります。貸し倒れが発生すれば、銀行は利益を得られないだけでなく、損失を被ることになるでしょう。
そうなれば経営が立ちいかなくなり、やがては倒産することになります。銀行にとって、審査を甘くすることで受けられる利益はないため、審査が甘い銀行カードローンは存在しないと考えられます。
審査が不安ならば消費者金融カードローンを検討しよう!
銀行カードローンの審査が不安な方には、消費者金融のカードローンがおすすめです。
消費者金融のカードローンも、審査が甘いわけではありません。しかし、消費者金融は、長年の経験で培ったノウハウに基づく独自の審査基準を持っています。
銀行カードローンが機械やAIを利用した画一的な審査をおこなう傾向があるのに対し、消費者金融は独自基準に基づいて、申込者一人一人の状況を判断して審査をおこないます。
そのため、銀行カードローンの審査に通過できない方でも、消費者金融のカードローンであれば審査に通過できる可能性があるでしょう。
ここからは、おすすめの消費者金融を紹介するため、ぜひ参考にしてください。おすすめの消費者金融についてもっと知りたい方には、次の記事もおすすめです。
SMBCモビット
SMBCモビットはパソコンやスマートフォンから申し込めば、原則として電話連絡なしで審査が受けられます。
即日融資の審査は最短15分で終了するため、当日中に借入が必要な方に最適です※3。
会員専用サービスであるMyモビや公式アプリ、電話などで指定の預金口座へ振り込みできます。
また、スマートフォンアプリならモビットカードは必要ありません。
セブン銀行ATMやローソン銀行ATMなら24時間対応のため、自身の最寄りのコンビニで簡単に取引できます。
カードローン、クレジットカード、Vカードの3つの機能を持つTカード プラス(SMBCモビット next)を独自のサービスとして提供しており、Vポイントを貯めている方にもおすすめです。
※3:結果のご案内は、お申込の曜日や時間帯によって翌日以降となる場合があります。
アコム
- 新規貸付率が他社より高め
- 2ステップで申込み可能
- 借り入れまでスマホ1つでOK
審査時間 | 最短20分※5※6 |
融資時間 | 最短20分 |
金利 | 年3.0~18.0% |
借入限度額 | 1~800万円 |
新規成約率 | 42.0% |
無利息期間 | 初回最大30日間 |
アコムは、審査時間が最短20分で融資が受けられるカードローンです※4。
アコムのATM以外に、三菱UFJ銀行やセブン銀行、ローソン銀行などのATMで取引できます。
申し込みはインターネット以外に店舗や電話、郵送でも可能です。
アコムで初めて契約する場合は契約の翌日から30日間の無利息で借入でき、セブン銀行ATMもしくは振込での借入なら専用カードも必要ありません。
さらに、年会費無料のACマスターカードを作成すればApple PayやGoogle Pay、世界中のMastercardの加盟店で利用できます。
アコムのカードローンを利用する際は、利用状況の確認や書類提出がスムーズな公式スマートフォンアプリが便利です。
※4:お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
プロミス
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
- 98.0%の申込者が電話連絡なし※1
- 返済でVポイントが貯まる
- 365日24時間申込・取引可能
審査時間 | 最短3分※5 |
融資時間 | 最短3分※6 |
金利 | 年4.5~17.8% |
借入限度額 | 1~500万円 |
新規成約率 | 36.9%~42.3%※7 |
無利息期間 | 最大30日間(初回借入の翌日から)※8 |
※4.年金以外のその他収入がない人という意味です。年金の他、収入があり借入可能な場合→△で表記※5.6.お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※7.2024年2月~2024年4月の新規貸付率 ※8.メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
プロミスはSMBCコンシューマーファイナンスにより展開されているサービスです。
インターネットなら原則24時間365日いつでも振込手数料無料で利用でき、最短約10秒で指定の口座に振り込みが可能です。
また、プロミスで初めて借入する方は、初回利用日を含む30日間利息がかかりません。
さらに、プロミスではVポイントが貯まるため、三井住友カードや三井住友銀行などSMBCグループを普段から利用している方は検討してみましょう。
アイフル
審査時間 | 最短18分※1 |
融資時間 | 最短18分※1 |
金利 | 年3.0~18.0% |
借入限度額 | 1000円~800万円※5 |
新規成約率 | 39.3〜36.1%※6 |
無利息期間 | 初めての方最大30日間※1 |
※3.20歳以上の方に限る.安定した収入がある方であればご利用可能※4.年金以外のその他収入がない人という意味です。年金の他、収入があり借入可能な場合→△で表記
※5.一部提携CD/ATMでのご利用は10,000円からとなります
※6.2023年11月~2024年2月の新規貸付率。
アイフルは全国各地のATMと連携しており、Webから申し込めば最短18分で融資が受けられるカードローンです※5。
スマートフォンアプリがあれば専用カード不要で、最寄りのセブン銀行ATMまたはローソン銀行ATMで1,000円単位から借入できます。
イオン銀行や三菱UFJ銀行なども提携しているため、最寄りにアイフルの店舗がない方でも利用しやすいでしょう。
また、アイフルで初めて借入する方なら契約日の翌日から最大30日間利息がかかりません。
利用する際はさまざまなコンテンツが揃っているアプリが便利です。
※5:お申込みの状況によってはご希望に沿えない場合がございます。
レイク
- 業界最長の無利息期間
- 最短15秒の審査時間※4
- 最短25分の融資時間※5
審査時間 | 最短15秒※4 |
融資時間 | 最短25分※5 |
金利 | 年4.5~18.0% |
借入限度額 | 1~500万円 |
新規成約率 | 約31.0%※6 |
無利息期間 | 最大180日間 |
【融資時間について】
※Web申込みの場合、最短25分融資も可能
※21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除く
【無利息期間について】
※Web経由で申込みされた方のみ60日間無利息を利用可能
※「60日間無利息(Web申込み限定)」、「5万円まで180日間無利息」、「30日間無利息」の併用不可
※レイクで初回契約の方が対象
※初回契約翌日から無利息適用
※ご契約額が200万円超の方は30日間無利息のみ利用可能
※無利息期間終了後は通常金利適用
【貸付条件】
ご融資額:1万円~500万円
貸付利率(年率):4.5%~18.0%
※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。
年齢制限:満20歳~70歳
遅延損害金(年率):20.0%
ご返済方式:残高スライドリボルビング方式/元利定額リボルビング方式
ご返済期間・回数:最長5年・最大60回
※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数は変動します。
必要書類:運転免許証等、収入証明(契約額に応じて、新生フィナンシャル株式会社が必要とする場合)
担保・保証人:不要
商号・名称:新生フィナンシャル株式会社
登録番号:関東財務局長(10) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号
レイクは無利息期間の長さが強みであり、初めての方なら全額60日間無利息、もしくは5万円まで180日間無利息でお金を借りられます。
ただし全額60日間無利息はWebからの申し込み限定です。
無利息期間が長いため、利息を抑えて総返済額を減らしたい方には最適といえるでしょう。
Web申し込みなら最短15秒で審査結果が表示され、21時までに審査や必要書類の確認を含むすべての契約手続きが終わると、当日中に振り込まれます
ただし、日曜日は18時までに手続きが終わらない場合は振り込みが翌日になるため注意してください。
銀行カードローンに関するよくある質問
ここからは、銀行カードローンに関するよくある質問に回答します。
サービスをよく理解しないまま安易に借入はせず、事前に疑問や不安を解消しておきましょう。
銀行カードローンと消費者金融カードローンの違いとは?
銀行カードローンと消費者金融カードローンは、どちらも担保が必要ありません。
しかし、それぞれ対象となる法律が異なり、銀行カードローンは銀行法、消費者金融カードローンは貸金業法が対象になります。
大きな違いは総量規制の有無で、消費者金融カードローンの利用限度額は年収の3分の1以下です。
銀行カードローンには総量規制はないものの、年収によって限度額は制限されます。
銀行カードローン契約時の住宅ローンの優遇金利とは?
銀行カードローン契約時に、その銀行で住宅ローンを利用していると優遇金利が適用されます。
通常の借入利率より引き下げになるため、総返済額を抑えたい方におすすめです。
ただし、銀行指定の保証会社に保証される住宅ローンに限られるほか、フラット35や宅金融支援機構の直接融資のみでは優遇金利を利用できません。
また、返済の延滞がないことも条件のひとつです。
銀行カードローンが不向きな方のキャッシング方法は?
銀行カードローンが不向きな方のキャシング方法は、ニーズや本人の属性により異なります。
たとえば、即日融資を受けたいならば、消費者金融のカードローンが適しています。キャッシュレス決済の手段が必要で、キャッシングできる金額は少なくて問題ない場合は、クレジットカードのキャッシングを使うのもいいでしょう。
信用情報に問題があってキャッシング自体ができない場合は、公的機関の融資制度に頼ることも方法のひとつです。キャッシングに限らず、お金の借り方はさまざまあるため、自身に合った方法を選ぶことが大切です。
銀行カードローンに総量規制はありますか?
銀行カードローンには総量規制は適用されません。
総量規制は消費者金融などの貸金業者に対して適用され、個人の年収の3分の1を超える貸付制限です。
銀行カードローンは銀行法に基づいて運営されており、この規制の対象外です。
そのため、総量規制を超える借入は可能ですが、銀行は自主規制として利用者の返済能力を重視し、適切な融資額を設定します。
銀行カードローンに在籍確認はありますか?
在籍確認はありますし、在籍確認をなしにすることはできません。
ただし、銀行によっては電話による在籍確認を原則なしにしている場合もあります。このケースでは必要な場合にのみ電話がかかってきます。
在籍確認は、申込者の申請内容が正しいか、職場で実際に働いていることを確認します。
通常は、銀行の担当者が職場に電話をかけ、個人名で在籍確認を行います。カードローンの利用がバレる可能性はほぼないと考えておいてよいでしょう。
在籍確認が心配な場合は、事前に銀行に相談し、柔軟な対応が可能かどうかを確認しておきましょう。在籍確認なしのカードローンについては、次の記事でも解説しているため参考にしてください。
まとめ
銀行カードローンは金利の低さと豊富なATMなど多くの魅力がありますが、融資に時間がかかる、返済日の自由度が低いといったデメリットもあります。
また、大抵の銀行カードローンには無利息期間がないため、すぐに完済できる方は無利息期間を設けている消費者金融カードローンもあわせて検討してみてください。
この記事では銀行カードローンについて解説しましたが、こだわらなければキャッシングにおすすめのカードローンは多数あります。
キャッシングの方法やおすすめの業者など、キャッシング全般については次の記事で詳しく解説しているため、参考にしてください。