アイフルでの借入を検討している方にとって、最低返済額、返済方法の選択肢、返済日の変更可能性、そして返済額と利息の計算方法は気になる情報ではないでしょうか。
本記事では、アイフルの返済システムについて解説し、借入金額ごとに定められた最低返済額や、最低返済額の注意点、借入から返済までのプロセスをスムーズに進めるための情報を提供します。
アイフルでの借入を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
審査時間 | 最短18分※1 |
融資時間 | 最短18分※1 |
金利 | 年3.0~18.0% |
借入限度額 | 1000円~800万円※5 |
新規成約率 | 39.3〜36.1%※6 |
無利息期間 | 初めての方最大30日間※1 |
※3.20歳以上の方に限る.安定した収入がある方であればご利用可能※4.年金以外のその他収入がない人という意味です。年金の他、収入があり借入可能な場合→△で表記
※5.一部提携CD/ATMでのご利用は10,000円からとなります
※6.2023年11月~2024年2月の新規貸付率。
アイフルの最低返済額はいくらから?
アイフルの最低返済額は、借入金額によって異なりますが、最低でも4,000円からです。
アイフルでは、返済額が借入直後の残高によって決定する「借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式」を採用しているため、借入金額によって最低返済額が変化します。
ここでは、アイフルの最低返済額を解説します。
最低返済額は「約定日制」と「サイクル制」で異なる
アイフルの返済システムには、「約定日制」と「サイクル制」の2種類があり、それぞれで最低返済額が異なります。
約定日制の場合
借入直後残高 | 返済金額 |
---|---|
1円〜100,000円 | 4,000円 |
100,001円〜200,000円 | 8,000円 |
200,001円〜300,000円 | 11,000円 |
300,001円〜400,000円 | 11,000円 |
400,001円〜500,000円 | 13,000円 |
サイクル制の場合
借入直後残高 | 返済金額 |
---|---|
1円〜100,000円 | 5,000円 |
100,001円〜200,000円 | 9,000円 |
200,001円〜300,000円 | 13,000円 |
300,001円〜400,000円 | 13,000円 |
400,001円〜500,000円 | 15,000円 |
50万円以上借りる場合については、公式サイトで確認してください。
追加借入をすれば最低返済額も変わる
アイフルでは、追加借入をおこなうことで、最低返済額が変化します。新たに借入をおこなった場合、その金額が現在借入ている残高に加算され、最低返済額が増加するシステムです。
返済額は利用者の借入残高に応じて自動的に計算され、追加借入をするごとに更新されます。短期間に複数回の追加借入をおこなうと、返済額が想定以上に増加する可能性があるため、常に現在の最低返済額を把握しておきましょう。
アイフルでは2種類の返済方式を利用可能
アイフルでは、次の2種類の返済方式を用意しています。
- 約定日制
- サイクル制
利用者は自身のライフスタイルや経済状況にあわせて、2つの返済方式の中から選択できます。
決まった日に返済をする「約定日制」
約定日制は、毎月一定の日に返済をおこなう方式です。
利用者は毎月の返済日を自身で指定でき、その日を含む21日間の期間内に返済を完了させる必要があります。
たとえば、約定日を27日に設定した場合、その月の7日から27日までが返済期間です。土日祝日と約定日が重なる際は、返済期日が直後の平日まで延長されます。
口座振替を選択することで、約定日に指定の金融機関からの自動引き落としが可能です。
返済期間が35日間ある「サイクル制」
サイクル制とは、前回支払日の翌日から数えて35日後が次の返済期日となる方式です。
返済期日が固定されず、前回の返済日によって次回の返済日が決まるため、より柔軟な返済計画を立てられます。初回の借入時は、借入の翌日から35日後が最初の返済期日です。
返済期日が土日祝日やアイフルの休業日にあたる場合、翌営業日が返済期日となります。また、返済期日の前であればいつでも返済可能ですが、借入残高がある状態で追加の借入をおこなっても、返済期日の変更はありません。
追加の借入により返済額が増加したとしても、返済日を伸ばすことはできないため、借入金額は返済可能な範囲に抑えましょう。
アイフルの毎月の返済額の決まり方と利息について
ここでは、アイフルが採用している「借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式」や、返済額の決定方法、利息の計算式について解説します。
アイフルでは「借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式」を採用
アイフルで採用されている「借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式」は、借入残高に応じて毎月の返済額が変動する返済方式です。
借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式では、利用者が借入した金額の残高が減少するにつれて、必要な返済額も減少する仕組みです。
主なメリットとして、借入直後に比べて返済負担が徐々に軽くなります。返済が進むにつれて、毎月の返済額が減少するため、長期的に見ると利用者の負担が軽減されます。
また、追加で借入をおこなった場合でも、新たな残高に基づいた返済額へと自動的に調整されるため、利用者は常に自身の経済状況に適した返済計画の維持が可能です。
返済期間と金利によって毎月の返済額が決まる
アイフルでは、返済期間と金利によって毎月の返済額が決定されます。
返済期間が長くなるほど、毎月の返済額は小さくなりますが、その分支払う利息の総額が増加します。
返済期間が短くなると毎月の返済額は高くなりますが、トータルで支払う利息が減少するため、結果的に借入コストを低減できます。
したがって、返済期間の設定は、毎月の返済能力と利息コストのバランスを考慮して慎重に選択する必要があります。
また、アイフルを含む消費者金融では、利息制限法によって、上限金利が次のように定められています。
- 10万円以下の場合、年間20.0%
- 10万円以上、100万円未満の場合、年間18.0%
- 100万円以上の場合、年間15.0%
借入金額に対して、異なる金利が適用されることを把握しておきましょう。
アイフルの利息を計算する方法
アイフルの利息計算方法は、利用金額と実質年率(金利)、そして借入期間に基づいておこなわれます。
具体的には、次の式を用いて計算可能です(1円未満は切り捨て)。
「借入金額 × 実質年率 ÷ 365日(うるう年の場合は366日) × 利用日数」
たとえば、実質年率が18.0%で、1万円を30日間借りた場合の利息は次のように計算されます。
「1万円 × 18.0% ÷ 365日 × 30日 = 約147円」
同様に、10万円を同じ条件、すなわち実質年率18.0%で30日間借りた場合の利息は、次の計算により求められます。
「10万円 × 18.0% ÷ 365日 × 30日 = 約1,479円」
借入当日は、利用日数に含まれません。借入をおこなう前に、予定される返済額を含めた総返済額を事前に計算し、計画的な借入をおこないましょう。
自身の総返済額を知りたい方はシミュレーションの利用がおすすめ
アイフルでは、利用者が自身の総返済額を事前に把握するために、返済シミュレーションを提供しています。
希望の借入金額や返済期間、さらには貸付利率(実質年率)を入力することで、予定される毎月の返済額や返済期間を算出可能です。
シミュレーションでは、次の3つを確認できます。
- 返済金額
- 返済回数
- 借入可能額
シミュレーションツールの利用は簡単で、必要な情報を入力することで確認できます。ただし、算出される結果はあくまで参考値であるため、目安として考えましょう。
アイフルで総返済額を抑えるポイント
アイフルでは、総返済額を抑えるための方法がいくつかあります。ここで紹介する方法を適切に活用することで、返済負担を軽減し、経済的な余裕を持って借入を管理できるでしょう。
30日間の無利息期間を活用する
アイフルは新規の顧客に対して、はじめての借入から最大30日間無利息でのサービスを提供しています。
借入から30日以内に全額を返済すれば、利息が一切発生しないため、急な出費により少額の資金が必要な場合や、1か月以内に返済可能なことがわかっている場合に有効です。
なお、無利息期間があるカードローンは他にもあります。詳細は次の記事で解説しているため、ぜひ参考にしてください。
最低返済金額よりも多めに入金して返済をする
アイフルでは、最低返済金額よりも多めに入金して返済できます。
余裕がある月には多めに返済をおこない、利息の発生する元金を減らすことで、総返済額を抑えられます。
ATMもしくは振込での返済が可能ですが、自動引き落としの契約をしている場合は、追加分の金額をATMもしくは振込を利用して別で入金する必要があります。
ボーナスなどでまとまったお金を入金して返済をする
アイフルでは、ボーナスなどでまとまったお金を入金して返済することも可能です。
ボーナス支給時、まとまった収入があるタイミングで借入全額または大部分を返済できれば、返済期間を大幅に短縮し、利息を軽減できます。
先ほどと同様に、ATMもしくは振込での返済が必要です。また、ボーナスで借入金額を全て支払える場合は、一括返済ができるため、自身の返済額は常に把握しておきましょう。
手数料がかからない返済方法で返済をする
アイフルでは5つの返済方法が用意されており、手数料が発生しない方法は次の2種類です。
- インターネット返済
- 口座振替(自動引き落とし)
とくに多額の借入をしている場合には、返済回数も多いため、手数料の負担も増加します。返済の際には、手数料のかからない方法を選択することで、無駄な支出を削減し、総返済額の軽減につなげましょう。
アイフルで自身の返済額を確認する方法
アイフルで借入をした際には、返済額を確認することが大切です。遅延なく返済を進めるには、自身の返済額を正確に把握しておく必要があるからです。
スマホアプリ・WEB会員ページから確認をする
アイフルでは、スマートフォンアプリやWEB会員ページを利用することで、いつでもどこでも簡単に自身の返済額を確認できます。
確認の流れは、次のとおりです。
- アプリ、WEB会員ページで会員登録
- ログイン情報を取得
- ログイン後、ダッシュボードやマイページにアクセス
- 現在の借入残高や次回の返済額、返済期日などの詳細情報を確認
アイフルのaiメール(SMS、メール)を受信して確認をする
アイフルでは、aiメールサービスを通じて、返済に関する情報をSMSやeメールで提供しています。
aiメールサービスを利用することで、返済期日の数日前に自身の返済額や期日などの情報が、登録しておいたeメールアドレスや携帯電話番号に自動的に送信されます。
通知機能によって、返済期日の見落としを防げるほか、計画的な返済が可能です。aiメールサービスの設定は、アイフルのWEB会員ページから、いつでも自由に設定の変更、解除が可能です。
アイフルの返済方法は5種類から選べる
アイフルでは、利用者が自身のライフスタイルや都合にあわせて選べる5つの返済方法を提供しています。それぞれ手数料や営業時間の違いがあり、利用者は自身にとって最も便利で効率のよい方法を選択できます。
アイフルの会員ページかアプリで返済をする
アイフルの会員ページや専用アプリを利用する返済方法は、インターネットがあればいつでもどこからでも返済が可能です。
自身が選択した金融機関を経由して返済でき、手数料無料で24時間いつでも返済処理をおこなえるため、忙しい方や外出が難しい方におすすめです。
アイフルの指定口座に振込で返済をする
銀行振込による返済は、アイフルの指定する銀行口座に直接振り込む方法です。振込手数料は利用者の負担となりますが、自身の銀行口座から直接返済が可能です。注意として、振込による返済は各銀行の営業時間内におこなう必要があります。
提携ATM/コンビニATM(セブン銀行とローソン銀行)へ行き返済をする
提携している銀行ATMやコンビニATM(セブン銀行とローソン銀行)を利用した返済も可能です。
ATMによっては手数料がかかる場合がありますが、全国どこでも返済できます。提携ATMの営業時間は場所によって異なりますが、多くの場所に存在するため、公式サイトで確認しましょう。
コンビニATMでお金を借りる、返済する方法は、次の記事でも詳しく解説しています。気になる方は、ぜひ参考にしてください。
金融機関の口座から口座振替(自動引落)で返済をする
口座振替による自動引落しは、毎月の返済を自動でおこなえるため、返済忘れを防止できます。
手数料は無料ですが、事前に銀行で自動引き落としの手続きを完了させる必要があります。返済を完全に自動化できるため、返済が忘れることを防ぎたい方におすすめです。
最低額での返済の落とし穴!アイフルでの返済の際の注意点
アイフルでの借入において、最低返済額での返金は一見すると負担が少なく、手軽に感じられます。
しかし、最低返済額で返済を続けると、元金の減少が非常に遅くなるため、結果として長期間にわたって利息を支払い続けることになりかねません。
ここでは、アイフルで返済計画を立てる際の重要な注意点を解説します。
最低返済額での返金は元金がほとんど減らない
最低返済額での返済は、その大部分が利息の支払いに充てられるため、元金が減りづらいといった落とし穴があります。
「アイフルはやばい」といわれることがありますが、理由のひとつには上記の状況が起こっているためと考えられます。
毎月しっかりと元金を返済するには、最低返済額以上の支払いをすることが大切です。生活費が思いのほかかからなかったとき、ボーナスをもらったときは可能な限り多めに払うのがおすすめです。
返済サイクルを途中で変更することはできない
アイフルでは、一度設定された返済サイクルは途中で変更ができません。
返済計画を立てる際にはこの点を十分考慮し、自身の返済能力を見極めたうえで、無理のないサイクルを選択することが重要です。
返済サイクルの設定に迷った場合は、アイフルのカスタマーサポートに相談し、最適な返済プランについてアドバイスを求めましょう。
アイフルの返済に関するよくある質問
最後に、返済に関するよくある質問とその回答を解説します。
返済が遅れる場合はどうすればいい?
返済が遅れそうになった場合、アイフルでは返済期日の変更(猶予)手続きが可能です。変更手続きには、主に次の2つの方法があります。
- スマートフォンアプリでの手続き
- 電話での手続き
まず1つ目は、スマートフォンアプリを利用する手続きです。
アイフルのアプリを開いて、「返済日の延期(今月のみ)」オプションを選択することで、今月に限り返済日を延期できます。
2つ目の方法は、電話での手続きです。
アイフルの会員専用ダイヤルに連絡し、自動音声ガイドに従い操作します。そのほか、オペレーターチャットやメールを通じて問い合わせられますが、メールの場合は対応に時間がかかることがあるため、急ぐ場合はチャットを利用することをおすすめします。
もし引き落としができなかった場合には、再振替についてアイフルに直接確認することが大切です。
期日までにどうしても返済できない場合は?
返済期日までにどうしても返済金額を準備できない場合は、返済期日までに可能な限り最低返済額の支払いをおこないましょう。
最低返済額とは、利息とその他の費用(提携ATMを利用する場合は、その手数料も含まれます)の合計です。
最低返済額を支払うことで、元金残高はほぼ減少しませんが、延滞を避けることは可能です。注意として、上記でも解説したとおり、最低返済額での返金は元金が減少しにくいです。
最低返済額での支払いを繰り返すと、利息が増加し総返済額も増加するため、あくまで緊急時の手段であることを覚えておきましょう。
返済日は変更できる?
アイフルでの返済日の変更は、スマートフォンアプリを通じて手続きをおこなえます。
「各種登録・変更」メニューからアクセス可能で、ガイドに従って返済日の変更に必要な操作を完了できます。
注意として、約定日の変更手続きを完了したとしても、直ちに次回の返済日に変更が反映されるわけではありません。変更は次々回の返済日から適用される点を把握しておきましょう。
これから新規で返済をおこなう場合は、借入前に返済日を変更することで、変更した返済日が次回の返済日から適用されます。
万が一、アプリ上で返済日の変更メニューが表示されない場合や、手続きについて追加で相談したい場合は、オペレーターチャットやメール(poppo@aiful.co.jp)を通じてアイフルに直接問い合わせることをおすすめします。
ただし、メールでの問い合わせは対応に時間がかかることがあるため、緊急の場合はオペレーターチャットの利用をおこないましょう。平日の9:00から18:00まで利用可能です。
返済方法は変更できる?
アイフルでは、契約で定められた返済金額(約定金額)の変更はできません。
しかし、約定金額以上の金額を返済したい場合は、ATMまたは振込みを利用して追加の返済をおこなえます。とくに、自動引き落としを利用している場合には、定額の引き落としが毎月おこなわれるため、追加で返済をおこないたい場合はATMや振込みでの返済をおこなう必要があります。
まとめ
アイフルでは、最低返済額は借入額と選択された返済プランにより異なります。利用者は自身の状況にあわせて、WEB会員ページやアプリ、ATMを通じた返済、銀行振込、または自動引落しといった多様な返済方法から選択することが重要です。
返済方法の変更は可能ですが、返済日の変更は基本的に許可されていません。自身のライフスタイルから、約定日制とサイクル制のどちらが適しているかを判断しましょう。
ぜひ本記事を参考に、アイフルを上手に利用してください。
<参考>
アイフル